クアドロマニアの歌曲集を買う
ブックオフで購入。280円がセールで140円。4枚組み。
4枚組みだし曲数が多いので画像で済ませます。
安CD界では有名なクアドロマニアシリーズだ。歌曲ばかり4CD分ぶち込んだものなのだか、昔の私だったら興味が無いとスルーしていたかもね。いや、140円で4枚組みだから買うかもしれない。音源は大体1930~40年代とかなり古いけどそこまで聞きにくいというわけでもない。
グリーグの歌曲とかフーゴ・ヴォルフの歌曲とかおもしろそうなのが詰め込まれているのがうれしい。フーゴ・ヴォルフの曲は初めて聴く。ワーグナーのヴェーゼンドンク歌曲集とかも渋いぜ。ワーグナーといったらオペラしかイメージに無いもんね。他にはリストやチャイコフスキーフォーレ、ドビュッシーと大物が続く。マックス・レーガーとかも居るのね。マックス・レーガーの歌曲なんてこの機会じゃないと一生聴かなかったでしょう。ただしマックス・レーガーの曲は短いのが2曲だけと少ないのが残念。
うらジャケットの曲目に対して収録曲が多い気がする。もしかしてジャケットの曲目は全部書かれているわけじゃないのかな。抜粋とかがどれだけされているのかがわからないのがめんどいのよね。
不満があるとすれば逸れはこのCDケースの中身のCDを固定する止め具がすべてぶっ壊れていたということだ。
画像を見てもらうとわかるだろう。見事にぼろぼろで止め具の意味を成していない。これではCDを固定できないので4枚組みCDをケースに入れるのが大変なのだ。CD1を聴こうとケースを開けるともれなく全部のCDがケースから飛び出してくるのだ。画像の黒い物体は外れは止め具のかけらである。このかけらがケースの中に残っていたので、初めはこれを1個づつ接着剤で固定して以降と考え、修理していたのだが、途中で飽きてしまった。ちなみに画像では3つ付いているがこれは修理したもので、初めは1つも付いていなかった。
最終的に4枚のCDはDVD-ROM等が入っていた薄い1枚分のケースにそれぞれ入れて保管することにしました。
少しずつ聴いているけど凄く音が悪い曲もあるし急にクリアな曲になったりするし耳が大変だ。多分全部の曲が著作権切れだろうからネットとかで探せば無料で聴ける音源なのかもしれないけど、歌曲なんてわざわざYouTubeとかで自発的に探したりしないし、140円だしね。ケースにはがっかりしたけど、収録内容には満足だな。
ミヒャエル・バッハのコダーイとか
ブックオフで購入。500円がセールで250円。
ミヒャエル・バッハ
2 SOUNDBOARDS 3 Nr.1-13
チェロ:ミヒャエル・バッハ
Helmut Bieler-Wendtという人物が作品に関係しているようなのだが説明がドイツ語?とりあえず英語じゃないので一切わからない。
録音:2ちゃん情報ではコダーイが1983年、カップリングが1994年らしい。
コダーイのチェロソナタが聞きたくて購入。この曲は凄く好きな曲だ。ぶっちゃけバッハの無伴奏組曲とかより好きだ。コダーイについては彼の管弦楽とかはあまり聞かないのでよく知らない。バルトークとハンガリーの民族音楽を集めていたということぐらいしか知らないな。
MICHAEL BACHと書いてあるんで、最初はバッハ一族の作品がメインのCDだと思っていた。実際ヨハン・ミヒャエル・バッハという人物がいるし。しかしよく見ると MICHAEL BACHはチェロを弾いている人物の名前っぽい。しかし、そうなるとコダーイのあとに収録されているSOUNDBOARDS3という作品はチェロを弾いているミヒャエル・バッハ(ミカエル?マイケル?)の自作自演ということになるのか。普通に考えるとヨハン・ミヒャエル・バッハという人物が居た頃大体1600年代にサウンドボードという洒落た題の作品があるわきゃねーよな。
Michael Bach Bachtischaというのがフルネームなのかな?あまり詳しい情報が無いけどバッハ弓という弓を使う人らしい。
コダーイのチェロソナタもバッハ弓で弾いているのかな?音の違いとかよくわからないけど。ヴァイオリンのバッハ弓は湾曲した形をしているけどチェロのバッハ弓も同じような形なのだろうか?そうならジャケットの写真を見る感じだとこの演奏では普通の弓を使っているのかな?
SOUNDBOARDS3という作品は、これはいったい何をしているんだ??チェロの音なの?
なんか”ヴーン、キュイ~ン、ポワ~ン、フォー”というチェロの音を電子化?してスピーカーから流したみたいな音の垂れ流しのような曲だ。Nr.1-13と書いてあるので多分13曲分あるのだろうけどCDトラック番号が変わらないのし、ずっとわけのわからないブワワ~ン、ひょー、という音なので曲の変わり目がまったくわかんない。24分間謎の音が続く。こりゃきついぜ。
これはちょっとどう聞けばいいのか・・・。なんかよくわかんない。久しぶりに現代音楽の強烈な攻撃を食らったようだ。
よく見たらケースの端が割れていた。100円CDとかなら気にしないが、元500円のCDが割れているのは気に食わないな。
マイケル・ナイマンの弦楽四重奏曲を買う
ブックオフで購入。500円がセールで250円。
マイケル・ナイマン
1-6 弦楽四重奏曲第2番
7-8 弦楽四重奏曲第3番
9-20 弦楽四重奏曲第1番
バラネスク・カルテット
録音:1991年?
マイケル・ナイマンといえば映画ピアノレッスンの音楽を担当した人だな。まあそれくらいしか知らなかったけど。ミニマムミュージックの作曲家とウィキペディアには書いているけどスティーブ・ライヒとかと同じタイプの作曲家なのかな?
そんなに興味のある人物ではなかったけど、弦楽四重奏曲というジャンルが好きなので、何だが興味が沸いちゃったから買いました。
弦楽四重奏曲第2番は出だしからかっこいい。ミニマル・ミュージックの手法で作られているけど、つまらないワンフレーズを繰り返したり、少しずらしたりという感じではないな。
第2楽章は完全にミニマルミュージックだな。現代音楽っぽくもあるけど聴きやすくもある。緊張感のある音楽なのでサスペンス映画とかで使われても違和感は無いだろうね。
第3楽章は雰囲気がライヒっぽくもある。メロディアスだ。ここらへんで確信した。私はこの曲が好きだわ。基本的には聴きやすくメロディアスで適度に緊張感があり小難しさもある。そんな所が好きなのだ。
全部で6楽章あるが、あまり感想を言葉にできないな。現代音楽家の弦楽四重奏曲はたいてい意味不明で内向的なのとか奇抜音の集合体とかそういうのばかりだと思っていたのだが、この曲は初めて体験するタイプの弦楽四重奏曲だった。
それぞれの楽章がぶつ切りで終わっているけど、そんなにバラバラな印象は無い。でもそれぞれがどっかの映画のワンシーンのBGMで、それを6つ分並べているという感じもする。
どうでもいいが、シェーンベルクの弦楽四重奏曲第2番から旋律を引用しているらしいけど、どこかわからない。 シェーンベルクの弦楽四重奏曲第2番は昔聴いたことあるのだがさっぱり頭に残っていないようだ。
弦楽四重奏曲第3番もかっこいいな。少々暗く重いけどメロディはとても聴きやすい。聴いてぐっと来るようなメロディが次々に流れてくるけど、そういうところがやっぱり映画のBGMっポイよね。2楽章制なのかな?いつ第2楽章に変わったのかわからなかった。
弦楽四重奏曲第1番は12楽章もある。第1楽章がビギニング、第2楽章はfig.B。第3はC第4はD~第12楽章はLとそれぞれアルファベットが題に付けられているけど、何の意味があるのかわかんね。
12楽章もあるけど基本的は続けて演奏されるので気にはならないかな。反復するフレーズが終わると次の楽章へと変わっているという感じ。やっぱりこの曲も難しい展開のわりにはメロディは聞きやすい。それぞれの楽章がどこかの弦楽四重奏曲の最終楽章のフレーズを引用していてそれをつなぎ合わせましたという感じのする曲だ。何が言いたいかわかりにくいと思うが、この曲は常にテンションが高く、ずーとクライマックスのようなフレーズを立て続けに流してくるので、聴いていて疲れるのだ。
CDの再生時間は大体3曲全部で63分くらいなのだが、あっという間だったな。退屈する瞬間は無かった。まあ少し聴いていて疲れたけど。私はミニマルミュージックとの相性がいいのかもしれない。だたこの曲達はミニマル・ミュージックというよりプログレッシブロックという感じのほうが強い気もした。
プーランクのピアノ協奏曲他
ハードオフで購入。108円。
1-3 ピアノ協奏曲
4-6 クラヴサンと管弦楽のための『田園のコンセール』
7 オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲
ピアノ:ジャン=ベルナルド・ポミエ
クラヴサン:マギー・コール
オルガン:ジリアン・ウィーア
指揮:リチャード・ヒコックス
録音:1988年2月
108円という値段が地味に嫌だ。財布の中に8円なんて絶対入ってないので10円を崩したりすることになるのだが、お釣が2円だとこれがまた邪魔というか、都合よく5円玉が財布に入っていても7円と中途半端だし・・・。
ついでにブックオフで250円CDが280円に値上げしたのも許せない。何で30円値上するんだよ!500円CDはそのままなのでそこらへんの都合で250円にしわ寄せする事になったのかな?近所のブックオフでは250円のままのところもあるのだが、ここらへんの違いもイマイチわからん。
プーランクはフルートソナタくらいしか聴いたことがない。フランス6人組の一人なのだがそもそもフランス6人組達が作った曲とか全然知らない。ミヨーは弦楽四重奏を図書館で借りて聴いたことがあるけど他のメンバーの曲はまったく聴いたことないわ。
活動時期が現代音楽真っ盛りの中なので、作った曲は難しい感じなのかなと思っていたけど、全然そんなことはなかった。なんでもフランス6人組は新古典主義というものを掲げていたらしいので、12音技法とかセリー主義とかあそこらへんのわけわかめな音楽とは一線を画していたのかな?
そんなわけでプーランクの曲は思ったより聴きやすかった。
ピアノ協奏曲はとてもきれいな曲。第1楽章はピアノ協奏曲だがオーケストラもバックミュージックというわけでなくちゃんと主旋律を弾いたり所々ピアノより目立ったりしておりピアノとうまい具合に溶け合ったりしている。曲はドビュッシーとか印象派っぽい感じだけど展開コロコロ変わるのが特徴的なのかな。トランペットかな?よくわからないけど金管楽器が目立つね。
第2楽章もピアノとオーケストラが対等の扱いのようだ。綺麗な旋律がメインのようだけど展開がころころ変わるのでおちょくっている様にも聞こえる。 ピアノとオーケストラが対等と書いたけどあまりピアノは目立っていないかも。
3楽章はにぎやかだな。フランス風ロンドと題されているがどこがフランス風なのかはわからん。有名な曲を引用したりしているようだが私にはわからない。
綺麗な曲なので気づきにくいけどこの曲って複雑でわけわかめな曲だと思う。
クラヴサンと管弦楽のための『田園のコンセール』はワンダ・ランドフスカの委嘱によって生まれたらしい。彼女のために最初に協奏曲を書いたのはマヌエル・デ・ファリャだったらしく、プーランクは2人目みたい。どうでもいいけど私は最初に ワンダ・ランドフスカのために作られたとされるファリャのチェンバロ協奏曲がとても好きです。頼んだファリャ自身は嫌いだったようだけど。
題名に田園のとか付いているがそんな田園っぽさは無いような。オーケストラがうるさいしトランペットやらホルンもうるさいし、チェンバロの音が聞こえない。
オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲はオルガンとドン!ドン!と響くティンパニの音がなんとなくどっかのゲームのボスとの戦闘時BGMのように聞こえる。ファイナルファンタジーとかに使われそうな曲だな。この曲でオーケストラに一切管楽器を使っていないらしい。
プーランクのCDって100円じゃ滅多に手に入らないんじゃない?ハードオフも侮れないぜ。しかしこのCDは特別状態が悪いわけでもないし、傷も無いのになんで100円だったのかな。ハードオフの値段のつけたかを知りたい。
ジャック・ルーシエのバッハ・トゥ・ザ・フューチャーを買う
ハードオフで購入。100円。
バッハ・トゥ・ザ・フューチャー デジタル・プレイ・バッハ・Ⅱ
J.Sバッハ
5-7 協奏曲ハ短調BWV1060
8 ガヴォットニ長調
9-11 協奏曲ヘ長調BWV1056
13 パルティータ ホ長調BWV1006
14 パストラーレ ハ短調BWV590
15 ヴィヴァーチェ
ピアノ:ジャック・ルーシエ
ベース:ヴァンサン・シャルポエニ
ドラムス:アンドレ・アルピノ
以前の記事で書いたジョン・ルイスのバッハが良かったので調子に乗って似たようなコンセプトのバッハジャズアレンジCDを買ってしまった。世間的にはバッハをジャズといえばジョン・ルイスよりもこちらのジャック・ルーシェのほうが知名度が高いと思う。 しかし、有名で売れたデジタル・プレイ・バッハはⅠのほうで、今回のCDはⅡなのだ。
なぜかジャケットのジャック・ルーシェが怖い顔なのが気になる。機嫌が悪いのか?
肝心の内容は・・・・・・。
うーん。なんか違うような。
ジョン・ルイスのCDにあったようなクラシックとジャズの狭間感がこのCDには無いな。もう完全にジャズになっちゃってる。ドラムがあるからかな?それに ジョン・ルイスのCDにはヴァイオリンやヴィオラが良いアクセントになっていたのに対しこっちは構成が完全にジャズなので、聴いていてもイマイチ普通というか。なんだこれは!という驚きが少ない。
これはこれで良いCDなのでしょうけど、私が求めていたのとは違うのだ。ジャズ寄りじゃなくクラシック寄りの方が好きなのでしょうね。
あんまり感想も出てこないや。
リゲティ・プロジェクトを買う
ブックオフで購入。5枚組みで1250円。
以前記事を書き、気になっていたフランソワの10CDBOXを購入しようとブックオフへ行ったのだが・・・・・・。
やっぱりフランソワのCDはすでに無くなっていた。やっぱりこういうものは思い立ったときに手に入れないといけないね。
わざわざちょいと遠めのブックオフまで来たのに空振りなのは悔しかったので、
おもわずこれを買ってしまった。
リゲティ・プロジェクト
CD1
・メロディーエン~オーケストラのための
・室内協奏曲~13人の器楽奏者のための
・ピアノ協奏曲
・マカーブルの秘密の儀式~トランペットと室内オーケストラのための
CD2
・ロンターノ~管弦楽のための
・アトモスフェール~管弦楽のための
・アパリシオン~管弦楽のための
・サンフランシスコ・ポリフォニー~管弦楽のための
・ルーマニア協奏曲~管弦楽ための
CD3
・チェロ協奏曲~ジークフリート・パルムに献呈
・12人の女声と管弦楽のための『時計と雲』
・ヴァイオリン協奏曲
・シーパル、ドッバル、ナーディヘゲドュヴェル~メゾ・ソプラノと4人の打楽器奏者のための
CD4
・ハンブルグ協奏曲~ホルンと室内アンサンブルのための
・二重協奏曲~フルートとオーボエのための
・ラミフィケーション
・レクイエム~ソプラノ、メゾ・ソプラノ、2つの混声合唱とオーケストラのための
CD5
・ヌーヴェル・アヴァンチュール
・ヌーヴェル・アヴァンチュール1
・ヌーヴェル・アヴァンチュール2
・テープのためのアルティキュラツィオン
・ムジカ・リチェルカーレ~8つの小品
・無伴奏チェロ・ソナタ
・巨大な海亀のファンファーレ~独奏トランペットのための
・ルーマニア民謡によるバラードと舞曲~学校オーケストラのための
・古いハンガリーの社交ダンス~フルートとクラリネットと弦のための
↑の曲目はすべてHMVからの引用なのだけど、これにさらに詳しい演奏者の情報や録音日などまで記載するとそれだけでいつもの1記事分以上の文字数になっちゃうので省略します。
もし詳しい情報が知りたい人がいるなら
ここで見てください。
このCDはたまたま見つけて衝動買いをしたというわけでなく、見つけてから半年以上放置していたCDなのだ。初め見つけたときはなぜか知らんけどJAZZコーナーにおいてあった。
リゲティのことはよく知らなかったけど、見るからにというか年代的に現代音楽ということはわかったし、小難しい感じがぷんぷんしたので、興味はあったけどどうせ私が楽しめる感じの作曲家ではないでしょうと思いスルーしてきた。
しかし今回半年越しに買ってしまったのだ。
1度気になったCDは結局買ってしまうのねん。
1250円と高い値段ですけど1枚当たり250円なので許容範囲内なのです。
内容のほうはまだちゃんと聞き込んでいないけど、まあ私の脳味噌では理解しきれない曲ばかりです。難しい。
初めに比較的気安い部類かなと聴き始めたのがCD3のチェロ協奏曲からだったのだけど、いきなり強烈なエルボーを食らってしまった。
素直な感想は、これのどこがチェロ協奏曲なの?って感じ。ヴィ~ンと変なノイズが流れてきたと思ったけど、それがチェロの音だと気づくまで数分かかったわ。
レクイエムのような声楽が入っている曲は歌と言うより叫び声とか金切り声を入れているので、聴いていて変な気分になってくる。体調悪いときに聴くと余計に体調が悪くなるような音楽だ。
CD5のアヴァンチュールはいかにも現代音楽って感じ。声楽で色々なよくわからない何かを表現しているのでしょうけど、もちろん私にはさっぱりわかりません。カサカサ、ヴェー、ぺっぺ、うさうさうさ、う~~ん。とかなにやってんのかわからん奇声ばかりで、難しすぎる。
収録された全曲が難しいわけでなく、なんだか普通の聴きやすい曲とかもあるのだが、いかんせん印象が薄い。というか他の曲のインパクトが凄いんだよね。
こういう類の曲はゆっくりと聞きこんでいくものだと思うので、きっと感想もそのうちまた違う感じになると思う。ただでさえ難解なのに5枚組みなので聴き込むのにも時間がかかるかもね。
ジョン・ルイスのプレリュードとフーガ
ブックオフで購入。250円。
J.Sバッハ
平均律クラヴィーア曲集第1巻より
1. プレリュード第1番
2. フーガ第1番
3. プレリュード第2番
4. フーガ第2番
5. プレリュード第6番
6. フーガ第6番
7. プレリュード第7番
8. フーガ第7番
9. プレリュード第21番
10. フーガ第21番
11. プレリュード第22番
12. フーガ第22番
ピアノ:ジョン・ルイス
ヴァイオリン:ジョエル・レスター
ヴィオラ:ロイス・マーティン
ギター:ハワード・コリンズ
ベース:マーク・ジョンソン
録音:1984年1月16-25日、9月25-26日
このCDは渋いね。バッハの平均律クラヴィーア曲集をジャズにアレンジしたCDなのだけど、ただアレンジしたわけでなく、それぞれのプレリュードはジョン・ルイスのピアノソロで弾かれ、一方のフーガでは各声部をそれぞれ別な楽器が担当するという構成になっている。フーガが3声ならキターとベースが、4声ならそれにヴァイオリンが、5声ならそれにヴィオラが加わると言った感じで演奏されているのだ。
やっていることはジャズっぽいのだけどあんましジャズに聴こえない気もする。ピアノ、ギター、ベースの編成だとジャズだなぁと思えるけど、ヴァイオリンやヴィオラが加わるとジャズというかクラシックというか、うーんどちらでもないようなふわふわした音楽になる。しかもそれが意外と聴いていて心地いいのだ。ボーっとしながら聴いているといつの間にアドリブパートに入ったのか境がわからなくなるほどスムーズにアドリブパートに入っていく。
何度初めからリピートしても苦と感じないCDだな。
このCDを発掘したブックオフには、どうやら他にもジョン・ルイス関連のCDがあるようなのだが、どれも500円なんだよね。今回のCD続編みたいなCDも存在するようなのだが残念ながらそこのブックオフには無かった。続編なら500円出しても欲しかったのだけどね。