プーランクのピアノ協奏曲他

ハードオフで購入。108円。

 

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プーランク

1-3 ピアノ協奏曲

4-6 クラヴサンと管弦楽のための『田園のコンセール』

7 オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲

 

ピアノ:ジャン=ベルナルド・ポミエ

クラヴサン:マギー・コール

オルガン:ジリアン・ウィーア

演奏:シティ・オブ・ロンドンシンフォニエッタ

指揮:リチャード・ヒコックス

録音:1988年2月

 

108円という値段が地味に嫌だ。財布の中に8円なんて絶対入ってないので10円を崩したりすることになるのだが、お釣が2円だとこれがまた邪魔というか、都合よく5円玉が財布に入っていても7円と中途半端だし・・・。

 

ついでにブックオフで250円CDが280円に値上げしたのも許せない。何で30円値上するんだよ!500円CDはそのままなのでそこらへんの都合で250円にしわ寄せする事になったのかな?近所のブックオフでは250円のままのところもあるのだが、ここらへんの違いもイマイチわからん。

 

プーランクはフルートソナタくらいしか聴いたことがない。フランス6人組の一人なのだがそもそもフランス6人組達が作った曲とか全然知らない。ミヨーは弦楽四重奏を図書館で借りて聴いたことがあるけど他のメンバーの曲はまったく聴いたことないわ。

 

活動時期が現代音楽真っ盛りの中なので、作った曲は難しい感じなのかなと思っていたけど、全然そんなことはなかった。なんでもフランス6人組新古典主義というものを掲げていたらしいので、12音技法とかセリー主義とかあそこらへんのわけわかめな音楽とは一線を画していたのかな?

 

そんなわけでプーランクの曲は思ったより聴きやすかった。

 

ピアノ協奏曲はとてもきれいな曲。第1楽章はピアノ協奏曲だがオーケストラもバックミュージックというわけでなくちゃんと主旋律を弾いたり所々ピアノより目立ったりしておりピアノとうまい具合に溶け合ったりしている。曲はドビュッシーとか印象派っぽい感じだけど展開コロコロ変わるのが特徴的なのかな。トランペットかな?よくわからないけど金管楽器が目立つね。

第2楽章もピアノとオーケストラが対等の扱いのようだ。綺麗な旋律がメインのようだけど展開がころころ変わるのでおちょくっている様にも聞こえる。 ピアノとオーケストラが対等と書いたけどあまりピアノは目立っていないかも。

3楽章はにぎやかだな。フランス風ロンドと題されているがどこがフランス風なのかはわからん。有名な曲を引用したりしているようだが私にはわからない。

綺麗な曲なので気づきにくいけどこの曲って複雑でわけわかめな曲だと思う。

 

クラヴサンと管弦楽のための『田園のコンセール』はワンダ・ランドフスカの委嘱によって生まれたらしい。彼女のために最初に協奏曲を書いたのはマヌエル・デ・ファリャだったらしく、プーランクは2人目みたい。どうでもいいけど私は最初に  ワンダ・ランドフスカのために作られたとされるファリャのチェンバロ協奏曲がとても好きです。頼んだファリャ自身は嫌いだったようだけど。

題名に田園のとか付いているがそんな田園っぽさは無いような。オーケストラがうるさいしトランペットやらホルンもうるさいし、チェンバロの音が聞こえない。

 

オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲はオルガンとドン!ドン!と響くティンパニの音がなんとなくどっかのゲームのボスとの戦闘時BGMのように聞こえる。ファイナルファンタジーとかに使われそうな曲だな。この曲でオーケストラに一切管楽器を使っていないらしい。

 

プーランクのCDって100円じゃ滅多に手に入らないんじゃない?ハードオフも侮れないぜ。しかしこのCDは特別状態が悪いわけでもないし、傷も無いのになんで100円だったのかな。ハードオフの値段のつけたかを知りたい。