フォーレとブリュノーのレクイエム
ハードオフで購入。100円。
レクイエム 作品48
バリトン:ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ
ソプラノ:ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス
指揮:アンドレ・クリュイタンス
エリーザベト・ブラッスール合唱団
パリ音楽院管弦楽団
フォーレのレクイエムといったらモーツァルト、ヴァルディのそれと合わせて3大レクイエムと呼ばれるほど有名な曲だ。と言っても私はフォーレのレクイエムを聞くのは今回が初めてですけど。
結構廉価版で安く出回っているのを見かけるけど、今まで宗教歌はあまり興味の沸くジャンルでなかったし、退屈そうだし・・・。と思っていたのでスルーしてきた。しかし最近はモーツァルトのレクイエムなんかも聴いちゃう程度には抵抗も無くなってきたし、何より100円だったしで購入しました。
レクイエムと言うと、イメージと違い結構どんどんばんばんとテンションが高い曲ばかりだと思っていたのだけど、このフォーレのレクイエムは普通にゆったりです。モーツァルトとヴェルディのレクイエムにはあった怒りの日が無いのが特徴的だな。
きらきらと輝くような綺麗な音楽だが、気づいたらいつの間にか終わっている。そんな曲だな。
正直私は未だにレクイエムというのがよく理解できていないのですが、所謂クラシック音楽でのレイクイエムというのは元々ある典礼文に作曲者が好き勝手にオーケストラをつけたものなのかな?そして作曲者ごとに典礼文の引用箇所も異なるので、フォーレのレクイエムのような怒りの日が無い曲もできるといった感じなのかな?
あまりフォーレのレクイエムについて感想が無かったのでついでにもう1品
アルフレッド・ブリュノーのレクイエムだ
ブックオフで購入。150円。
アルフレッド・ブリュノー
1-9 レクイエム
10 歌劇「ラザール」
指揮:ジャック・メルシエ
演奏:イル・ド・フランス国立管弦楽団
録音:1994年
ジャケットが髑髏ちゃんなのでとてもレクイエムといった感じじゃないし、そもそも最初これがクラシックのCDだとは思わなかった。どっかのゲームのサントラとか、ようわからんメタルのCDとかそういう類のものかなと。
裏面は アルフレッド・ブリュノーさんの顔。
この顔を見ればこれがメタルのCDでは無いとわかる。
しかしなんで表面のイラストが棍棒みたいなものを握った髑髏ちゃんなのでしょう?
クリムトの生と死という絵らしいけど本来髑髏ちゃんの隣にいるよくわからない人の塊の部分がカットされているのはどうしてなのかな?
このCDはとあるブックオフの閉店セールで手に入れたものだ。500円CDが70%OFFだったので10枚くらい購入したのだがそのうちの1枚だ。レクイエムというか宗教的な曲はなんだかんだ行っても普段なら500円だと手を出さないのだが150円なら文句なしに買ってしまう。しかもかなり渋い作曲家のCDだしね。あまり知らんどころか名前も初めて聞く。
フランスのオペラ作家でドビュッシーと結構活躍時期がかぶっているらしい。しかし、ドビュッシーが印象派とか呼ばれるように革新的な活動をしていたのに対し、この人は保守的な人だったようだ。ついでにこの人もローマ大賞を受賞している。
まあ内容の話をしないとね。
レクイエムの方はフォーレのようなずっとゆったりという感じでなく、どちらかといえば盛り上がるところは派手に盛り上がるし、ロマン派な感じというか、わかりやすい曲だなと思った。
レクイエムは大抵私にとっては退屈な感じで聴き通すのは気分がいいときじゃないとムリなのだが、この曲は意外と退屈しないので聴き通せちゃうかも。ただし後半は記憶に残らない。
終わり方もしょぼいので、え!これで終わり?と少々驚いた。
続くラザールは歌劇なのに雰囲気はレクイエムと同じ感じなので、初めはまだレクイエムが続いているのかと勘違いした。というかこっちの方がレクイエムっぽい。
特に盛り上がりが無く、淡々と進んで終わる曲。歌手が交互に歌う感じで進むし、なんつーかオペラというか、盛り上がりがあまり無く、煌びやかさも無いマーラーの大地の歌といった感じだ。いや、ちょっと違うかな?
所々目立つトランペットだけど、ちょうど目立つところで音が裏返っているような気がするのだが・・・。私はトランペットについて何も知らないので、こういう演奏なのかどうなのか何もいえないけど、やっぱり聴いていて違和感がある。
このオペラは上映して人気があったのだろうか?34分と短いオペラなので、何かのついでに上演したのかな?歌詞の意味がわかればまた違った感想になるだろうけど、英語ですらないおそらくフランス語なので解読不能でつ。
こんだけ書いて肝心のレクイエムについての感想があまり無いのは残念だな。何度も聴いてもあまり感想が出てこないのだからしょうがない。おそらく私がレクイエムというものをよく理解していないからでしょうけど。