ドイツの現代音楽作曲家のレコードを買う。
ハードオフで購入。108円。
ハンス・ユルゲン・ヴェンツェル
弦楽四重奏曲第3番
録音:1974年2月6日
フリードリヒ・ゴルトマン
録音:1974年1月27日
ライナー・ブレデマイヤール
(Cello)²
録音:1974年2月4日
フリードリヒ・シェンカー
モノローグ
録音:1974年2月5日
ジークフリート・マトゥス
ヴォカリーズ
録音:1969年3月22-23日
イカスジャケットだ。作曲家と思われる名前と作品の名前が5つ並んでいる。写真が悪いので何がなんだかよくわからないかもしれないけど。
全然知らない作曲家の曲ばかりだけど、弦楽四重奏と書いてあるのはわかったので、とりあえずドイツの現代作曲家の室内楽集という感じのレコードなのかな。このレコードは1974年に発売みたいなので、収録されている曲達は当時では最新の現代音楽という感じなのかも。
弦楽四重奏曲第3番はいかにも現代音楽といった感じ。色々な音やらキーキーノイズみたいな音やらで溢れている。全3楽章大体15分程度なので難しい曲でも聴きやすい方かな。結構あっという間に終わる。 ハンス・ユルゲン・ヴェンツェルという人はよくわからない。指揮者なのかな?検索すると指揮者としか情報が出てこない。ウィキペディアがドイツ語しかないので読めない。
フリードリヒ・ゴルトマン のソナタはおもしろい。ちょっと難しめのピアノにピロピロと茶化すような木管に金管。まあでもどっかで聞いたような感じはある。最後の方でぴちゃくちゃぴちゃくちゃあびゅしーという感じの声が入るのも、いかにも現代音楽って感じがしちゃう。閉めは小さいハンマーを叩きつけるような音で終わる。フリードリヒ・ゴルトマン は東ドイツの作曲家みたい。
ライナー・ブレデマイヤールの(Cello)²は、まずタイトルが凄い。これはなんと読むんだ?チェロ2乗。チェロチェロか?
まず2乗の記号を打ち込むのがめんどくさいし。
演奏者を見るとチェロ、チェロ、チェロ、チェロ・・・・・・。チェリストが4人だ。チェロのみのカルテットで演奏されている。曲の感じは普通の現代音楽っぽい小難しい緩急のある曲なのだが。音がすべてチェロなので迫力があるし、いつもと違った感じに聞こえる。弦を弾く音が結構強烈だな。普通のヴァイオリンのピッチカートはポンポンという音だけど、これはビンビンという音だ。この曲にもちょいちょい声が入る。
フリードリヒ・シェンカーのモノローグはオーボエのソロだ。そんな印象には残らない。難しそうなことやってるなということぐらいしか感想は無い。
ジークフリート・マトゥスのヴォカリーズはソプラノにフルート、コントラバス。そしてなぜかドラムという変な構成だ。Schlagzeugと書いてあるのでパーカッションということなのかな?コントラバスもウッドベース見たいに弾くので、ドラムとあわせるとジャズっぽい感じになっている。というか完全にジャズですね。
なんというか変な曲だ。
何の予備知識も無いまま買ったレコードだけどかなり楽しめた。こういうのが100円で手に入っちゃうからレコードも集めたいなーと思っちゃうのよね。しかし、CDと違いレコードは棚を占領しちゃうので、置くスペースが無いのも問題なのよね。