マーラーとスメタナ

ズービン・メータ指揮のマーラー交響曲第5番を買ってしまった。私の所有していたバーンスタイン指揮のと比べるとなんだか薄くて印象に残らない。音もちょっと遠い気がする。ライブだからかな?これが名盤なのかと思った。わたしの耳が腐っているのかね。バーンスタインしか聞いたことがないからまだ他の演奏に慣れていないだけかな。

よくよくしらべてみたらわたしが今回買ったCDはニューヨークフィルのものなのだが、名盤といわれているのはロサンジェルス・フィルのCDなのだ。なんてこった。まあ指揮者が何度かおんなじ曲を取り直すことは珍しいことじゃないからね、こういうこともあるか。ニューヨーク盤は1989年録音でロス盤は1977年録音。12年も間があるから変化もするワナ。

今回は一緒にノイマン指揮チェコ・フィルのスメタナのわが祖国も買ったのだがこっちの方が満足だったわ。ノイマン指揮チェコフィルのわが祖国は何枚もCDがあるみたいだからこのCDが当たりなのかわからんが、わたしはわが祖国はまともに全曲とおして聞いたためしがないのでこのCDが基準になるのだ。モルダウだけは何度も単品で聞いたことがあるけどね。なんでこれだけ単品で演奏されるのだろう?

全曲と押して聞いてみると意外とこの曲は明るいんだなと思った。モルダウはなんだか暗いからイメージ的にわが祖国は暗いもんだと思っていたのかな。まあわが祖国なんて愛国心たっぷりの曲が暗いのはあんまりだよな。適度に明るくテンションを上げるものじゃないといけないワナ。