フリマでの失敗

フリマでCDを探していると2枚で100円という店を見つけた。めぼしいものを探しているとジブリ魔女の宅急便のサントラとビートルズのLet It Beを見つけた。これはラッキーと思い店主の爺さんに声をかける。無視。またかける。無視。こいつボケているんじゃないのかと少々苛立ち、大きめに声をかけやっと返事をもらい、購入することができた。何度か無視された事で近くにいたおばさんに笑われながらも手に入れた2枚のCD。駐車場で開けてみたら空でした。わたしはただのCDケースに100円を払ったのです。その場で確認しなかったわたしが悪いのです。ボケた爺さんを信用したのが悪いのです。いや、爺さんは最初からCDケースを2枚100円で売っていたのかもしれません。フリマというものに対して勉強不足だったのかもしれません。

すぐさま爺さんの店に戻りCD空じゃねーか返金しろなんていえません。何度も言いますが確認しなかったわたしが悪いのです。そして悔しくてしょうがなかったのです。空のCDケースをうれしそうに買う自分が恥ずかしくて、むなしくて。きっと爺さんは空のCDケースに金を払うわたしをあざ笑っていたのでしょう。何度も返事をしなかったのは笑いをこらえていたからでしょうか。あまりのことに悪い考えばかり浮かびました。たかが100円損したことに対してこんなに傷つくなんて思いもしませんでした。

 

空のCDケース2枚100円。心の傷プライスレス。