マイク・ケネリーのInca Roads


Mike Keneally Inca Roads Cardiff 16 March 2003 ...

 

このマイク・ケネリーという人はフランク・ザッパバンドの最後のツアーでのギタリストだった人だ。ザッパバンドからその後有名になった人はスティーブ・ヴァイエイドリアン・ブリューテリー・ボジオ、ヴィニー・カリウタ、など数え切れないほどいるのだがマイク・ケネリーもその一人だ。なんでもザッパバンドのオーディションのときに「あなたの曲はすべてギターとキーボードで弾ける」とアピールして実際弾いて見せて採用されたという逸話を持つほどのプレーヤーだ。

 

http://rocqt.net/121021

マイク・ケネリー、フランク・ザッパを語る

 

ここによると本当はどの曲も演奏できるって訳じゃなくハッタリでやりのけたみたいだけどね。

 

Inca Roadsはフランク・ザッパが1975年に出したアルバムOne Size Fits Allに収録されている曲だ。ザッパの曲の中でも有名な方だね。めまぐるしく変わる展開と、ザッパの長く即興的なソロ、動き回るマリンバなど聴いていて飽きの来ない曲だ。とくにギターソロはその後ライブでのソロ部分を抽出して新しい曲に作り変えたShut Up 'n Play Yer Guitar、Shut Up 'n Play Yer Guitar Some More、Return of the Son of Shut Up 'n Play Yer Guitarという曲まで作っているほど人気のあるソロなのだ。

 

話が逸れたが今回紹介する動画はマイク・ケネリーがアコギで Inca Roadsを弾いているだけのものなのだが、この難しい曲を歌いながら楽しそうに弾いているのを見て感激した。どうやって指を動かしているんだ!この曲のTAB譜なんかはネットにいくらでも転がっているのでわたしも挑戦したことあるが、とても原曲のスピードでは弾けない。結局コピーするのをあきらめてしまった。でもこの動画をみるとアコギでこんな風にさらっと弾けたらかっこいいなと思っちゃったのでまた挑戦してみようかな。

 


Frank Zappa - Inca Roads - YouTube

 

ちなみにこれがザッパの方。CD音源はこの動画の演奏部分からギターソロを切り出しだ所+ヘルシンキコンサートでの Inca Roadsのギターソロを合体させたものなのである。つまりまぁこの動画の Inca Roadsが半分は原曲なわけなのである。