ジャン・クラの弦楽三重奏曲を借りた

ジャン・クラのCDを借りた。収録曲はフルート、ハープ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための五重奏曲。弦楽三重奏曲。パンの笛。の三曲。目的は弦楽三重奏だ。この弦楽三重奏はシェーンベルクの弦楽三重奏曲を聴いてほかの作曲家の三重奏も聴きたいと思いYOUTUBEで検索したときに見つけ、聴いて気に入っていたものだ。弦楽三重奏曲ってヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの3つの楽器しか使っていないからどうしても音かしょぼくなるものだし、曲もどこか緊張感で満ち溢れているものが多い気がする。でもジャン・クラの弦楽三重奏曲はどこか放牧的というか、開放的な感じなのだ。まぁかといって決して明るいわけでもないのだが。たとえるならドビュッシーの交響詩を少ない音で表現している感じだな。メロディアスで耳心地がいい割にいまいち曲の構成が頭に入らないそんな感じ。

 

このCDはいつもの隣町の図書館で借りた。本当にこの図書館はクラシックCDの所蔵がすばらしい。誰が借りるんだよってCDがたくさんある。不満を言うなら所蔵検索システムがクソだということだな。名前を統一していないのがウザイ。ドヴォルザークドヴォルジャークなど、このジャン・クラもJ,CRASと別の表記があった。このCDも最初は発見できなかった。もともと弦楽四重奏曲で検索して出たのがJ,CRAS表記だったため、この図書館にはお目当てのCDはないのかと思っていた。せめて名前はひとつに統一してほしい。

 

このジャン・クラという人は職業軍人だったらしく作曲家はあくまでも副業な感じだったようだ。海軍将校だったらしいけど、作品からは軍人らしさは感じない。しかし大海原を感じさせる開放感はあるな。何度も繰り返し聴いていられる。