ずっとけいおんを見た

毎月第1週の日曜日はCSが一部無料なんだね。そんで何かやっていないかとチャンネル回したら、けいおん2期の一挙放送をしていたのでなんとなくそれを見ていたら一日が終わった。

けいおんって放送終わったの3年も前なんだな。そのあとに映画があったからそんなに前って感じはしなかったのかな。リアルタイムで見ていたけど意外と忘れている話が多かった。つかけっこうどうでもいいエピソードというか無駄な部分があるような気がした。1期は1クール11話と番外編で2年分の期間の話だったので、テンポが良かったのだけど、2期は2クール24話+番外編と放送期間が倍になったのに話は高3の1年間分と半分の期間になってしまったので、どうしても間延びしてしまっている気がした。特に中盤10話から20話位までは原作にないオリジナル要素も結構増えて、すごく話の内容が日常的というか、本当に部活の話でなく、テストの話や受験の話し、ただ部室が暑いというだけの話、友達と遊ぶだけの話などがメインになっているので、なんというか見ていて刺激が少ないなと感じた。ただここらへんの話は、キャラの内情や日常を深く掘り下げているので、けいおんの登場人物に対して思い入れがある人ほど楽しめる部分であるでしょう。

けいおんの監督は女性なんですね。1期はいわゆる萌えアニメの枠に収まっている感があったのだけど、これが2期になると、キャラの目の大きさが少し小さくなり、萌え要素も、萌えを強調することを控え、どこか登場人物をかわいらしくすることを強調しているように感じた。どう違うかというと、オタクが見てかわいいでなく、女性が見てかわいいと感じるような表現に変えている気がした。特に主人公の平沢唯なんて話が進むごとにどんどん精神年齢が低下して、まるで無邪気な子どものような性格になってしまった。ネットではよく知恵遅れだなどと揶揄されていたな。でもこの女の子のかわいらしさを表現するのに、萌え的な要素で表現するのではなく小動物っぽさって言うか、マスコット的にすることで表現は女性監督ならではなのかな。

ずっとけいおん部の日常を見せられてきた後、最後の方を大学受験、卒業のエピソードを見るとたしかにこみあげてくるもがある。後半の雰囲気はだらだらと楽しい日常話があったから構築できたものなので、一概に日常の話が無駄だとは言えないのかもしれない。