コダーイの無伴奏チェロ・ソナタ

最近購入したもの。ブックオフで250円。

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 ピーター・ウィスペルウェイ

ショスタコービッチ チェロ協奏曲第1番変ホ長調op.107

コダーイ 無伴奏チェロ・ソナタop.8

 

なんか変な組み合わせだな。このCDはクラシックコーナーでなく洋楽コーナーから発掘した。こういうところがいいかげんだよなブックオフは。おかげでこれ以降洋楽コーナーもチェックするようになっちゃったよ。

コダーイのCDは最近購入したばかりだった。そこにはチェロとピアノのための作品が何曲かと、ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲が収録されていた。私はこのCDには満足していたのだが、やっぱりコダーイのチェロ作品といえば無伴奏チェロソナタでしょ。これをきかなきゃコダーイのチェロ作品は語れないと思っていたのでCDを探していたのだ。もちろんネットなり大手CDショップへ行けば容易に手に入るのだが、けちな私はあくまで中古で安く手に入れたいので、探すのはブックオフなどの中古ショップのみ。そうなるとなかなか手に入らないものなのである。なのでこのCDを見つけたときはうれしかった。しかも250円なのが素晴らしい。前回のコダーイチェロ作品集CDにつづき今回の無伴奏とわたしはコダーイ運に恵まれているぜ。

曲の感想は、ダイナミックだなと感じた。バッハのチェロ組曲は淡々としている感じがしたが、こっちはテンポも溜めたり速めたりするし、低音と高音の音域の差が激しので迫力がある。わたしは音楽理論がちんぷんかんぷんなのでこんな適当のことしかいえないのである。しがしダイナミックなわりになんだかなにやってんのかわからなくなるところがある。はっきりいって難しい曲だな。聞きなれれば構成なども理解できるかもしれないけど初聞じゃよくわかないぜ。なんだかクラシック音楽というよりどっかの民族音楽を聴いているみたいだ。

一緒に入っているのはショスタコービッチのチェロ協奏曲1番。ショスタコービッチは知名度のわりに知られている曲が少ない気がする。ショスタコービッチの曲は暗い曲が多い。これはスターリン時代にショスタコービッチ自身が長い間共産党により常に命を狙われていたためとか言われているね。そりゃくらくもなるわ。しかしこの曲は第一楽章がやたらテンションが高い、楽しい感じでもないんだよね、なんか躁うつ病の人が変なテンションで愉しんでいるみたい。どこかやっぱり暗い。というか後のオーケストラがテンション高いのに対してチェロの旋律が暗いんだよね。初めて聞いた感想は変な曲だなとしかいえない。この曲はプロコフィエフのチェロ協奏曲に影響を受けて書かれたものらしい。そういうエピソードを聞くとプロコフィエフの方も聞きたくなるよな。

今回のCDはてにいれてよかったぜ。無駄遣いじゃなくて良遣いだ。