コダーイの無伴奏チェロ・ソナタ2

今日買ったもの。ブックオフで250円。

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ヨーヨー・マ の

コダーイ 無伴奏チェロ・ソナタop.8

・ ワイルド  サラエヴォチェリスト
・ チェレプニン 無伴奏チェロ組曲
・ シェン 中国で聞いた7つの歌 
・ オコーナー アパラチア・ワルツ

である。お目当てはもちろんコダーイの無伴奏チェロ・ソナタである。先日、ピーター・ウィスペルウェイの演奏で同曲を購入したばかりなのにまた買ってしまった。ヨーヨーマのCDは結構ブックオフの500円、250円コーナにあることが多い。知名度が高いゆえに売る人も多いのだろう。このCDは500円コーナーにはたまにあるのを見かけることがあったが、500円なら買わなかったかも。250円と500円って結構違うのよね。気軽さがというか、お値段以上の壁を感じるのよ。

このCDの収録曲はすべてチェロの独奏。初心者には辛いかもしれないと少々不安だった。だがそこは天下のヨーヨーマ。多分その超絶的なテクニックで初心者でも最後まで飽きさせないような演奏をしてくれるだろうと考え購入。

 

CDを再生してみて驚いた。違う。ぜんぜん違う曲だ。演奏者の違いでこんなにも曲の印象が変わるのかと驚いた。ピーター・ウィスペルウェイの演奏はどこかの民族がなんかの儀式をしている最中の曲のような印象だった。重く難しい演奏だ。対してヨーヨー・マの演奏は華麗で軽く、まるで舞を舞っているかのようだ。何度も聞くならこちらの方がいいかもしれない。標題曲以外の曲はまったく知らない曲ばかり。まだ存命している作曲家の曲が多い。というかどれも近代作曲家の曲ばかりだ。チェレプリンという人はロシア人らしいのだが、この無伴奏チェロ組曲はすごく東洋てきな空気がある。中国と日本にとてもつながりのある作曲家みたいだ。若手作曲家の育成や指導をして、ゴジラのテーマで有名な伊福部昭も指導を受けたみたい。コダーイ目当てだったけど他の曲もエピソードを含めおもしろい。こりゃ250円でゲッツはお得だな。