しなやかな近代ヴァイオリン音楽
最近買ったCD。ブックオフで250円がセールで125円。
しなやかな近代ヴァイオリン音楽
ブリジット・ラング - Brigitte Lang (ヴァイオリン)
イヴォンヌ・ラング - Yvonne Lang (ピアノ)
・ヤナーチェク ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
・バルトーク ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番
・ラヴェル ツィガーヌ~演奏会用狂詩曲
・メシアン 主題と変奏~ヴァイオリンとピアノのための
ラング姉妹?の演奏するCD。邦題がしなやかな近代ヴァイオリン音楽 とすごくダサいタイトルなのだが、収録曲に惹かれて購入。といってもこのCD自体にはどこにも しなやかな近代ヴァイオリン音楽というタイトルは書いていないんだけどね。日本版の帯なんかはそんなタイトルが付いていたのかな。
1曲目のヤナーチェクなのだが、私は聞くまで、まったく知らない作曲家の曲だと思っていた。だって英語表記だとJanacekなんだもん。ジャナチェックじゃんこれ。英語の成績が万年赤点だった私にはこれがヤナーチェクと書いているとはわからなかった。アホや。
2曲目のバルトークもてっきり私は1番の方だと勘違いしていたので、あれ?ぜんぜん知らない曲が始まったぞと驚いた。ちゃんと2番と書いているのにアホや。でも2番ってあんまりCDに収録されていることって少ないよな。大抵1番か無伴奏ヴァイオリン・ソナタだもんな。これはこれでよかったかもしれない。この曲2楽章で構成されているのが特徴なのかな?初聞だとあんまり特徴がつかめない。というか難しいな。いかにもバルトークって感じの冷たい曲。
3曲目のラヴェルの ツィガーヌ 。これはジプシーという意味らしい。素人が聞いてもすごい難しいことやってるなとわかる曲だ。ジプシーが踊るときの音楽なのか?こんなヴァイオリンが動き回っている中踊るのか?それともこのヴァイオリンの音色が踊るジプシーを表現しているのかな。
ラヴェルはボレロやスペイン狂詩曲などで見るように、スペインの要素が入ったテンションの高い曲を書く一方、室内楽なんかは枯れているような曲だし、ピアノ独奏だと美しく眠くなるような曲を書く。でもこの ツィガーヌは室内楽なのにテンションが高い。ラヴェルの室内楽だけ聴いていた私にはこれはラヴェルっぽくないなと感じた。でも スペイン狂詩曲などの管弦楽を聞いている人ならラヴェルらしさが出ている曲だと評価するんだろう。
4曲目のメシアンは気づいたら終わっていた。そんな曲。
聞いたことのない曲が多く収録されていたCDだったので125円で買えてよかったぜ。