バックスの弦楽四重奏曲集
最近買ったCD。ブックオフで500円が割引券使用で400円。
アーノルド・バックスの
・弦楽四重奏曲第3番
・叙情的間奏曲
である。
バックスのCDは同じナクソスレーベルでのCDで、ヴァイオリン・ソナタ集のを所有している。ヴァイオリン・ソナタ2番を聞く限りでは、私の好みではなかったのだが、好みでない点と安いナクソスレーベルのCDということを差し引いても、近所のブックオフでバックスのような手に入りにくい作曲家のCDを買えるのだから、500円を払う価値は十分あるだろう。払ったのは400円だけど。
この収録曲は1曲目から順に制作年月日が若返っていく。弦楽四重奏曲第3番が50代の頃の作品に対し、 弦楽四重奏曲 ホ長調はまだ学生だった頃の作品だ。作品が若返っていくと共に曲の印象も大きく変わる。どんどんわかりやすくなっていく。逆に言えば年をとるにつれて作品がわかりづらくなっていったともいえる。弦楽四重奏曲3番はアイルランドの自然から構想を得て作られた作品のようだ。たしかに全体的に澄んだ空気がある。しかし簡単な曲ではない。全4楽章で構成され、1楽章がアレグロ(速く)から始まり4楽章もアレグロで終わる。かといってテンションの高い曲かといえばそういうわけでもない。つかみどころの無い曲だ。
叙情的間奏曲からはぐっとわかりやすくなる。
バックスさんの作品はヴァイオリン・ソナタ第2番も難しかった。だがよく知りもしない人のCDでも、2枚ほど所有すると、なんだか愛着がわいてくる。どこかでバックスのCDを見つけたらまた手にとってしまうかも。