シューリヒトのブルックナー交響曲第8番

 

フックオフで250円だったものがセールで125円也。

 

f:id:damemen65:20131012175343j:plain

 

ブルックナーの交響曲第8番

指揮:カール・シューリヒト

演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 

ブルックナーの交響曲は他に、カール・ベーム指揮、ウィーンフィルの第4番と、カラヤン指揮。ベルリンフィルの第9番を所有している。

そんなにブルックナーのことが好きと言うわけでもないのだが、4番や9番のCDは出現率が高く、安く手に入りやすいからかな、いつのまにか所有していた。

 

だが他の番号の交響曲になると、250円コーナでの出現率はぐっと下がる気がする。まあ2枚組みになっている曲も多いからね。今回の8番も250円コーナでは初めて見たかも。8番は指揮者によっては80分越え、つまりCD2枚組みになることもあるからかな。250円じゃ売らないか。

今回のCDは収録時間が71分だ。ブルックナーの交響曲は、ハース版やノヴァーク版などの改訂版があり、ブルックナー初心者にしてみると、ものすごくめんどくさく、ややっこしーので、この曲の平均的な時間が私にはよくわからない。2枚組みのCDがあるってことは、CD1枚のこのバージョンはテンポが速い方なのだろうね。

 

もともとブルックナーには興味はなかったのだが、最近ブラームスについての本を読んだら なんだか、急にブルックナーの交響曲を聴きたくなってきた のだ。

ブラームスブルックナーの交響曲を交響的大蛇と評しており、評価していなかったらしい(と同時に、知人に交響曲第8番の総譜を早く送ってと急かしていたともいわれている。気にはなっていたのだろうか?)。

 

で、第8番なのだが・・・。

 

はっきりいってよくわかりませんでした。

 

71分間綺麗な旋律が流れて終わりました。

 

それくらいしか感想がないわ。

長い曲の割にはすごくさらっと聞けちゃう。さらっとしすぎていつのまにか71分が過ぎている。第3楽章のなんてアダージョが21分あるけど、決してしつこくなく、というかいつの間にか終わっている感じ。

 

聞いていて退屈なわけではないけど、取っ掛かりがないな。

 

4番や9番を聞いたときにはなかった戸惑いがあるぜ。交響的大蛇というよりだだっ広い草原に放り出された感じだ。

 

ブルックナーはこの第8番の初演で、一応の成功を収め、名声を得たのだが、今のところ私にはこの曲はよくわからない。別に嫌いではないけどね。

 

次にこの曲のCDを買うとしたら、80分越えのCDを買うかな、テンポが違うのを聞けば、印象もまた変わるでしょう。