マルティヌーの室内楽作品集

ハードオフで購入。300円。

 

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・ピアノ四重奏曲第1番

オーボエ四重奏曲 

ヴィオラソナタ第1番

・弦楽五重奏曲

 

この録音は1994年のオーストラリア室内音楽祭を機に出演メンバーで録音されたものということらしい。ゆえに曲によって演奏者は異なる。

 

マルティヌーの室内楽曲は他に、フルート作品集を所有しているが、今ではそんなには聞かない。そもそも私はマルティヌーという人がどのような人物かも知らない。Wikipediaにはそれなりの記述あるし、日本マルチヌー協会という集まりもあるほどなので、調べれば簡単な経歴なんかはすぐにわかるんだけどね。作曲数がすごく多い人ということぐらいしか知らない。

 

 

話は逸れるが、作曲者の人物像をまったく知らないまま曲を聴くとイマイチ感じられるものも少ない気がする。逆に、作曲者の自伝などを読んだ後に曲を聴くと、ものすごく世界観を理解できた気になる。

作曲者の人物像や説明などがないと、イマイチ曲のよさを汲み取れない私は感受性が乏しいのかも。

 

マルティヌーはよく知らんが、このCDはヴィオラソナタや弦楽五重奏曲など、気になる曲が入っていたので期待して購入した。

 

ヴィオラ・ソナタは1955年の作品。亡くなったのが1959年なので、晩年の作品になる。

第1楽章:poco andante はちんたらしていて好みじゃないなと感じたが、第2楽章:allegro non troppo でぐっとおもしろくなる。何だが良くわからないがころころ動き回るって感じだ。録音のせいなのかこの曲はヴィオラよりピアノの方が目立っている気がする。というよりヴィオラの音が小さい。

どうでもいいことだが、マルティヌーさんはこの曲にヴィオラ・ソナタ第1番って番号を付けたのに、結局第2番が作られることはなかった。作る気がなくなったのか、それとも作る前に亡くなってしまったのか。

 

弦楽五重奏曲は1927年の曲。難しくてとんがっている導入から現代音楽チックだけど明るく開放的になって終わる。そんな曲。うーんアホみたいな感想しか出てこないぜ。

 

こっちも音が小さい。つーかこのCD全体的に音が遠い。

この録音は1994年のオーストラリア室内音楽祭を機に出演メンバーで録音されたもの

って書いたけど。これはナクソスのサイトに書いていた説明文なので、これがライブ録音なのか、そうじゃないのかもわからない。しかし、雑音などは聞こえないので、ライブ録音ではないでしょう。それならもうちょっと音量をどうにかしろよ。マイクが遠いのかな?

音が重なると奥の音がよく聞こえなくなるんだよね。再生機の音量を上げても根本的な解決にはならない。