エネスコの弦楽四重奏曲第2番
ブックオフで購入。250円CDが3枚で500円セールで購入したので大体166円くらい。
やすらぎのアルバム 音楽の森31
エネスコ弦楽四重奏団
このCDは”やすらぎのアルバム ”という題がついているシリーズらしい。いかにも怪しげな廉価版だ。普段なら250円でも手を出しはしないけど、弦楽四重奏曲なら考えちゃう。
最初、曲目を見たとき、またアメリカか・・・。とげんなりしたけど、ヤナーチェクが入っているのはポイント高い!ヤナーチェクが聞きたいから購入することにした。にしても、なぜこのような廉価版の弦楽四重奏曲集には高確率でドヴォルザークのアメリカが収録されているのだろうか?そんなに人気か?
だが問題もあった。
これは本当にこの表示しかなく、いったい誰の曲なのかわからなかった。他扱いだし。
作曲者表示がないのなら普通は続けてヤナーチェクの曲だろうと判断するのだが、ヤナーチェクの弦楽四重奏曲は第1番と第2番しかないことは知っていたので、ヤナーチェクの曲ではないことは確信できた。それならばこの曲は誰んじゃー!!?
あれこれ考えたけど、まあヤナーチェク目的で購入するし、あとでわかればいいかなと思いレジへ。
店を出た後、CDの中を確認して、曲目を調べたけど、さすが廉価版曲目は一切なく、ジャケットのなんか良くわからない石造の名前しか書いてありませんでした。この石造?は鷹尾俊一さんのメタモルフォーゼという作品らしいです。この情報いらんやろ。
家に帰って聞いてみると、なんとこの謎の曲はエネスコの弦楽四重奏曲第2番だったのだ。まあ記事のタイトルでネタバレしているけどね。
エネスコ弦楽四重奏団がエネスコを弾いていたのだ。なんで作曲者情報をのせなかったのかは知らんけど、こりゃうれしいサプライズだ。
こんな廉価版のCDでエネスコの曲が聞けるなんて思ってもいなかったからね。弦楽四重奏曲第2番も初めて聞く曲だ。
曲自体は、簡単には説明できないな。1950年から52年にかけて作曲されたのかな。亡くなったのが55年なので、晩年の曲だ。私の晩年の曲は無条件に名曲と思っちゃう病がそんなにでないほど、とっつきにくい曲だ。バルトークの曲にも似ているが、バルトークの方がまだメロディがあるんじゃないのかな。
エネスコの弦楽八重奏曲は聞いたことがあるのだが、もっとメロディがあったし、聴きやすかった記憶がある。 弦楽八重奏曲は1900年の曲で 弦楽四重奏曲第2番の50年前の曲だ。50年も経てば結構作風も変わるのか。
なんだか目当てで買ったヤナーチェクについて何にも書いてないし、この記事を書いている今も聞いてもいないけど、それほどエネスコの 弦楽四重奏曲第2番が聴けてうれしかったってことだね。