スクリャービンのピアノ曲集

 最近買ったCD。ブックオフで250円がセールで125円。

 

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ピアノ:ギュンター・フィリップ

 

・ピアノ・ソナタ 第3番

・ピアノ・ソナタ 第9番

・4つの小品 Op. 56 - 第2番

・12の練習曲 作品8-第2,4,10,11,12番

・左手のための2つの小品 作品9-第1番

24の前奏曲 作品11-第6,13,16番

・5つの前奏曲 作品16-第5番

・9つのマズルカ 作品25-第3番

・2つの前奏曲 作品27

・2つの詩曲 作品32-第2番

・2つのマズルカ 作品40-第1番

・2つの詩曲 作品44-第2番

・3つの小品 作品45-第1番

・ワルツ風に ヘ長調 作品47

 

いやー細かい。曲目をコピペできるとこが見つからなかったので、手打ちだぜ。小品の中の1番だけとかが多くてたまらんわ。

 

ピアノ・ソナタ 第3番は聴きやすいのか聴き難いのか良くわからない。第1楽章の主題はわかりやすいものなのだがすぐにわけのわからない音の渦になる。第2楽章も激しく、とっつきやすいような、にくいような。第3楽章になるとガラッと変わり、急に美しい緩徐楽章になる。スクリャービンはこの楽章を演奏したとき「ここで星たちが歌う!」と叫んだらしい。中間あたりでテンポが速くなり、ゆったりした曲から、またもやよくわからない曲になってしまった。第4楽章も難しい。しかし和音の音が美しいし、後半の盛り上がりがかっこいい。ころころと展開が変わるのに付いていけないが、不思議と聞いた後に疲れは無い。なんというかプログレッシブ・ロックを聴いているような感覚になった。この曲はピアノ・ソナタの歴史の中でも重要な曲らしい。

ピアノ・ソナタ 第9番は通称黒ミサと呼ばれている。ピアノ・ソナタ第7番「白ミサ」と性格的に好対照をなしていることからそう呼ばれた。

単1楽章で8分にも満たないピアノソナタである。私のようなピアノの知識に乏しい者が聞くと、こういうのもピアノソナタなの?って思ってしまう。ネットでこの曲の説明を見るとちゃんと主題があって展開して~な感じのソナタ形式になっているみたいだけど、私にはわからん。とりあえずものすごく理論の詰まった曲だと言うことはわかった。

 

残りの曲はほとんど2分ほどの小品なので印象に残りづらいな。  12の練習曲は結構好きかも。練習曲といっても演奏会用練習曲というタイプなので超難しそうだぜ。スクリャービンの曲は難しくてわかりにくいのになぜか耳障りがいい。

どうでもいいことだが、 2つのマズルカ 作品40-第1番の再生時間が1:323と書いてあるのはどういうことなのだろうか。ただの印刷ミスなのかそれとも1分32秒と10分の3秒ってことなのか。そもそもこの曲2つで3分足らずなのに、わざわざ1曲だけ収録ってどうなのよ。残り1分弱くらい収録しろよ。