グリーグの抒情小品集

ブックオフで購入。250円。

 

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エドヴァルド・グリーグ:ピアノミュージック Vol.8 抒情小曲集第1 - 4集 Op. 12, 38, 43, 47

ピアノ:アイナル・ステーン=ノックレベルグ

 

・抒情小品集 第1巻 Op. 12

・抒情小品集 第2巻 Op. 38

・抒情小品集 第3巻 Op. 43

・抒情小品集 第4巻 Op. 47

 

抒情小曲集と呼ばれているだけあって、本当はそれぞれ1巻ごと6~8曲から構成されているけど、そこまで書くの面倒なので省略。

 

今回のCDでピアノを弾いているアイナル・ステーン=ノックレベルグはノルウェー出身のピアニストで、日本グリーグ協会と言う団体の名誉会長なんかもしている。すごくどうでもいいが、この人が弾いたグリーグの「ピアノ独奏曲全集」(全14枚組)というのがナクソスレーベルの歴史の中でも最も成功を収めたCDらしい。これが評価のことなのか、売り上げのことなのかよくわからないけどね。多分今回のCDもそのうちの1枚だと思う。

 

 エドヴァルド・グリーグの曲で有名なのはペール・ギュントでしょう。多分クラシックに興味が無い人でも第1曲の「朝」と言う曲は聞いたことがあると思う。あと、多分ほとんどの人は ペール・ギュント以外の曲は知らないと思う。ついでにペール・ギュント組曲は聴いたことがあっても全曲バージョンは聴いたことある人すごく少ないと思う。あとピアノ協奏曲なんかも有名かな。

一部の曲は有名でも、他のことはまったく知られていないってイメージの作曲家だ。

 

個人的に好きなのは第1集の曲だ。wikiには後の作品集と比較すると、音形は単純で、複雑な技巧は必要としない・・・とか書かれちゃっているけど。他のと比べ、わかりやすく、8曲の曲達がそれぞれ個性的で区別がつきやすい。他の巻の曲は、今何曲目だっけ?とわからなくなることがある。

第1集2曲目のワルツはシンプルな曲なのに北欧の寒さを感じさせる。3曲目の夜警の歌なんかも哀愁に満ちていて名曲だな。霧がかった朝を連想させる。他の小品も民族音楽って感じで、他には無い味わいがある。

 

第3集の1曲目「蝶々」や、6曲目の「春に寄す」が 抒情小品集全体の中でも特に有名らしい。私はそんなに好きではないけど。

 

最近、よくピアノ曲のCDを聞くようになったのだが、このCDは特に繰り返し聞いている気がする。なんか中毒性があるのよね。軽いんだけど、どこか寒さを感じてこの時期にはぴったりの曲。