モーツァルトのフルート四重奏曲
ハードオフで購入。100円。
モーツァルトのフルート四重奏曲
フルート:ジャン=ピエール・ランパル
ヴァイオリン:アイザック・スターン
・ フルート四重奏曲 ニ長調 K.285
・ フルート四重奏曲 ト長調 K.285a
・ フルート四重奏曲 ハ長調 K.285b
・ フルート四重奏曲 イ長調 K.298
このCDは、ケースが破損しており状態が悪かった。後で取り替えたけどね。
モーツァルトの フルート四重奏曲はジャン=ピエール・ランパルとトリオ・パスキエ演奏のCDを所有しているのだが、これは年に1回位しか聞かない。別に苦手と言うわけでもないけど、お花畑満載の曲なので、そこまで聞き返したくはならない。たとえるのなら苺ミルクのような音楽だ。たまに飲みたくなるけど、頻繁に飲みたくは無い。
CDの状態は悪いし、曲にも惹かれないのに購入した訳は、演奏者の豪華さだ。
どの奏者も第1級だ。スターンはつい最近CDを購入したし、ランパルやロスとロポーヴィチも名盤なんたら~な感じの廉価版におなじみの顔ぶれだ。 サルヴァトーレ・アッカルドは名前の響きがいいので覚えてはいるけどよく知らない。こんだけ豪華ならそこまで変な演奏じゃないだろうと思い購入。
フルートの音は伸びやかで美しいが、弦楽器の音はそこまで良くはない。1986年と最近の録音なのだがどういうことや。モノラル録音ですよと言われても違和感無いぜ。
フルート奏者が同じなので曲のイメージも以前と大して変わらない。
K.285は完全にフルート主役の曲だ。他の弦楽器は脇役だな。優雅さよりものんびりとした心地よさを感じる。4曲の中では1番好み。
K.285aなんかは自筆稿がないので本当にモーツァルトの曲なのか、イマイチはっきりしてないみたい。そもそもモーツァルトはフルートが嫌いだったらしく、ここらへんの曲を作曲するのが苦痛だったらしい。苦しみ、嫌々作った曲なのに、曲のイメージはルンルンお花畑っていうのがおかしな感じだ。
あまり印象派変わらなかったけど、真剣に聞いてみると、決して嫌いな曲ではないと改めて思った。いい曲ですよ全曲とも。春先に聞くなんてのはいいかもしれない。