バロック悲歌集2
ハードオフで購入。100円。
バロック悲歌集2
指揮:セルジオ・ヴァルトーロ
演奏:サン・ペトロニオ・カペラ・ムジカーレ・ソロイスツ
1.クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643) ニンファの嘆き
2.ジョヴァンニ・バッティスタ・バッサーニ(1650-1716) Il musico svogliato
3.ルイジ・ロッシ (1598-1653) Lamento di Zaida mora
4.ファブリツィオ・フォンタナ (1610-1695) Lamento dell' impotente
5. ルイジ・ロッシ (1598-1653) Ingordo human desio
6. バルバラ・ストロッツィ(1619-1677) Merce di voi
7.不明 Lamento del castrato
8.ベネデット・マルチェッロ(1686-1739) Lamento del castrati
NAXOS 8.553319
バロック時代のオペラの結末の前に激しい悲しみの感情を歌うアリア、ラメントの第2巻らしいが、そんなに興味が無いのに買ってしまった。いつもの通りまったく知らない作曲家の曲ばかりだけど、モンテヴェルディ だけは知っていた。たしかオペラ最初期に活躍した人だよね。バロック音楽についての本には必ず重要人物として紹介されている人だけど、まあ何をした人なのかは詳しくは知らない。
普段なら手を出さない系の音楽だけど、ハードオフのジャンクコーナに合った割にはCDの状態が凄くよく、ゴミ溜めの中光を放っていたのでつい買ってしまった。
演奏者はサン・ペトロニオ大聖堂の音楽聖歌隊のソリスト達らしい。帯が無いので曲の訳がわからないのが辛い。もちろん歌詞もわからない。イタリア語?で書かれた歌詞はあるけど解読する気は出ないわ。
曲はどれもシンプル。基本は歌と通奏低音だけで構成されている。通奏低音はリュートみたいな楽器のテオルボ、ヴィオラダガンバ、チェンバロ。
ニンファの嘆き はマドリガーレ集第8巻「戦いと愛のマドリガーレ」中の 「愛の歌集」に収められている一曲らしいので、オペラの曲と言うか歌曲な感じなのでシンプルなのかな。
7曲目の作曲者不明にちょっと笑った。誰が作曲したのか知らないけど語り続けられた曲ってことか。ちなみにこの曲をエキサイト翻訳してみたら、去勢された1つの苦情って出た。続いてGoogle翻訳だと去勢の嘆きって出た。まあそういう感じの曲なのでしょう。
あまり馴染みのないジャンルの曲だったので新鮮さはあったけど、やはり何を歌っているのかわからない歌曲を聴くのは辛い。しかし考えてみると モンテヴェルディが生きた時代って、日本だと戦国時代なんだよね。1567年生まれだと、余裕で織田信長が生きていた時代だ。つまり、信長や秀頼が活躍して、家康が徳川幕府を作って3大将軍家光がなんやかんやした時代を生きた人ってわけだ。そんな時代の人の作った音楽を聴くっていうのは不思議な感じもするが、そこまで古臭い感じもしないのがすごいね。