スペイン古楽集成14を買う

ハードオフで購入。100円。

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スペイン古楽集成14~ルイス・ベネーガス・デ・エネストローサ:新式タブラチュアによる譜本(16世紀)

 

クレキヨン:
・アクリスは噛んでいた
・私はあなたに
・陽気な羊飼い


パレーロ
・では話してくれぬのか
・モーロの王は散策していた
・タルペイヤよりネロは眺める
・イムヌス「おお栄光あるマリア」
・第5旋法によるベルソ


ナルバエス
・第5旋法によるファンタシア
ムダーラ
・第3旋法によるファンタシア
ソト
・第6旋法によるティエント
ビラ
・第1旋法によるティエント
アルベルト
・三声部のグローサ
作者不祥
・「クラーロス伯のロマンセ」による五つのディフェレンシアス


カベソン
・「ラ・アルタ」の定旋律による三声部曲
・シャンソン「不幸に打ちひしがれて」による第4旋法のティエント
・第1旋法によるティエント
・パバーナとそのグローサ
・ロマンセ「誰のために長くした髪」
・グローサつきのファボルドン「ディク・ノビス・マリア」
・3つのファボルドン (第2旋法/第3旋法/第4旋法) (ベネーガス編)


ムダーラ
・第7旋法によるファボルドン
ナルバエス
・第4旋法によるファンタシア
ジャヌカン
・シャンソン「鳥の歌」~目をおさまし
作者不祥:
・「ラス・バカス」による五つのディフェレンシアス

 

ハープシコードクラヴィコード:ヘルベーバ・ガルベス

監修:ロベルト・ブラ

レーベル名 :イスパヴォックス

 

タイトルも長いけど曲目も長い。そして渋い内容だぜ。スペイン古楽集成というシリーズなのだけど、こういうジャンルのCDをシリーズで販売するのってすごいね。強烈なファンが存在するジャンルなのかな。

ハープシコードチェンバロでしょ? クラヴィコードってなんやろ。ネットで画像を検索してみると携帯できるキーボードみたいな感じだな。音はチェンバロが金属的なキンキンとする音に対して、 クラヴィコードの方は少し篭り気味の音なのかな?ギターの弦のような細い弦をはじいている音にも聞こえる

 

 

収録内容はスペインの古楽らしいけど、まったくスペインの音楽事情を知らないので私にはこれらの曲の重要さなどはまったくわからない。つーかまず新式タブラチュアによる譜本が何のことかわからない。タブラチュアはTAB譜のことらしいけど、新式TAB譜本?どういうこと。

 

16世紀ごろの音楽だけど、聴いてみるとそこまで古臭さは無いような。 ハープシコード の音にあまり馴染みがないので新鮮に感じるのかな。バッハのチェンバロ曲のようなせわしなさと言うか、ピロピロしている感はそんなに無いね。

かわいらしい音楽と言うか、ファミコンのような音数の少ないゲームのBGMのような曲だな。ドラクエなどに使われてそう。

 

こういったCDはわたしは定価では買わないだろうから、100円で見つけなかったらもしかして一生聞かなかったジャンルの曲だったかもしれない。

まあスペイン古楽に感動したとかそういうことは無かったけどね。しかし、以前も同じようなことを書いたけど、1500年代の音楽を500年たった現在に聞くって言うのはやっぱ変な感じと言うか、凄いと言うか。不思議な感じだな。