リヒターのマタイ受難曲のレコードを買う
ハードオフで購入。100円。
J.S バッハ マタイ受難曲
指揮:カルル・リヒター(カールで無くカルルと表記されている)
ミュンヘン・バッハ合唱団
ミュンヘン少年合唱団
録音:1958年
LAM-38/4
レーベル:ARCHIV
以前、無伴奏チェロ組曲を購入したハードオフで同時に購入したもの。こちらもやっぱり見た目は汚い。潔癖症の方は手にとることもできないでしょう。だが、リヒターのマタイ受難曲が100円で手に入るなら汚いのはどうでも良いのです。
レコードの状態はあまり良くない。結構ノイズが出で気になる。レコードを包む紙袋の劣化がひどくてレコードをしまうのに気を使う。つーかもう破れまくりで袋じゃなくなってるね。状態は以前の無伴奏チェロ組曲の方が良いかな。
無伴奏チェロ組曲のほうにはぺらぺらの解説書しか入っていなかったのだが、こちらの解説書は分厚く、内容も曲の解説や対訳、抜粋した楽譜?など結構充実している。対訳があるのはうれしいね。こういう宗教的な曲は歌詞がわからないと聴き通すのが辛いからね。
レコード4枚組みで、大体3時間くらいあるのかな?とにかく長い。聴き通すのが辛い。CDで聴くみたいにぶっ通しで聴けるわけでなく、レコードを取り出してひっくり返してをするのでめんどくさい。
でもレコードって集中して聴けるのがいいよね。CDだと途中で飽きちゃうんじゃないの?
レコードの状態がよろしくないので、音が思ったより濁っているというか、1958年録音の音とは思えない汚さ。これはしょうがない。これもやっぱり再生機の問題かもしれない?
年末はこのレコードばっかり聞いていた。全部聴き通すのは辛いから気が向いたときに片面だけとか、1枚だけ聞くようにしていたのが、 未だに全体像が頭に入らないんだよね。Disc1くらいならなんとなく覚えたけど、3枚目とか4枚目は未だにどんなのだっけ?な感じ。
曲の感想は・・・・。合唱ばっかりだと思いきや、そんなことは無く結構独唱もある。退屈な旋律ばかりかと思いきや結構起伏に富んだ曲ばかりだ。聞いてみるとなんで人気があるのかがちょっとわかる。
しかし書籍やネットでの感想は、これを聴いて涙を流したとか、これを聴いて泣かない人はクラシックを聞く資格が無いだの少々大げさなものが多い気もする。そこまでかしこまって聴くこともないのではないでしょうか?
私は初めて聴いたとき鳥肌は立ったけど涙は流しませんでした。