ハイドンの交響曲6番、7番、8番
ブックオフで購入。250円。
指揮:アルベルト・リッオ
演奏:ムジチ・ディ・サン・マルコ
普段買わないタイプの曲だ。ハイドンの交響曲はドラティ指揮の94番、100番、101番のCDを持っているけど、まったく聞き返さない。ハイドンは弦楽四重奏曲ならちょこちょこ集めているけど、交響曲はよく知らない。初期交響曲なんか未知の領域だ。
お目当ては交響曲第6番だ。この曲は出だしがかっこいいのだ。出だしの徐々に盛り上がっていくところが日出を表しているようで印象的なのだ。 ここが「朝」と名付けられている由来なのかな?
元旦に初日の出を拝むときに聴けば感動するでしょうね。もちろん私は聴くどころか初日の出自体見逃しましたけど。
曲は交響曲というより、コンチェルト・グロッソみたいな感じだ。オーケストラを背景に小グループの楽器隊が順番にソロを取りながらまわしていく・・・。そういうのを コンチェルト・グロッソっていうんだよね?
普通の交響曲とはちょっと違うような、いろんな楽器のソロがある曲だ。
ちょっと気になる点がある。誰の音源なのかは忘れたけど、初めて聞いた 交響曲第6番にはチェンバロが入っていたはず、しかしこのCDには入っていないのだ。
初めて聞いたときに、この時代の交響曲にはチェンバロが入っているのかと驚いたのだが、入っていないのはどういうことなのかな?
ちょっと調べてみたら、一時期、ハイドンの交響曲には通奏低音としてのチェンバロの演奏が必要だとされ、取り入れたCDが出たのだが、その後の研究でやっぱりチェンバロは入らないんじゃね?ということになった、と言う流れがあったらしい。つまりこのCDにチェンバロが入っていなくても別段おかしいわけではないのだ。しかし、初めて聞いた音源のイメージが強いので、やっぱり私はチェンバロが入っていた方の音源のほうが好きだ。
ということで、もう1枚購入。
ブックオフで250円。
ちょうど都合よく250円で売っていたので購入。
指揮:鈴木秀美
演奏:オーケストラ・リベラ・クラシカ
録音:2002年9月27日 東京・浜離宮朝日ホール
ブックオフなので中身の確認ができなかったのが不安だったが・・・。
こっちもチェンバロは入っていなかった。
しかし、こっちの方が音が良く全体的に聴きやすい。ようしらん人の音源より、日本人演奏の音源の方がなんとなく良く聞こえるもんだよね。いや、実際こっちの方がスッキリしているのに迫力がある。
このCDには怪しいおまけが付いていた。
なんかの雑誌から切り取ったこのCDの発売日の情報?が2枚と、このCDのレビューの切抜きが入っていた。
ちょいとキモイ気もしたけど、なんというかレビューの切抜きには気になったところに赤線を引いていたり、几帳面に折っていたりと、このCDの前の所有者の人物像が透けて見えるようでちょっとおもしろく感じもした。つーかこんな切抜きをするくらい楽しみにしていたCDを売るなよ。ブックオフも切り抜きをそのままにして売るなよ。