モーツァルトの魔笛を買う
ハードオフで購入。2枚組み315円。
テノール:ウィルフリート・ガームリヒ
ソプラノ:ヘレン・クォン
ソプラノ:ロッテ・ライナー
テノール:ヘルベルト・リッペルト
ソプラノ:エリザベス・ノルベルク=ショルツ
バス:クルト・リドル
バリトン:ゲオルグ・ティッヒ
ハンガリー・フェスティバル合唱団
ファイローニ室内管弦楽団
指揮:ミヒャエル・ハラース
8.660030-31
モーツァルトの魔笛は有名なオペラだね。まったくオペラに興味の無い人でも名前くらいなら聴いたことあるんじゃない?なんでもモーツァルトが生涯の最後に完成させたオペラであるらしい。
私はよくオペラはわからないとブログに書いているのに、どうしてこういったCDを買ってしまうのだろうか・・・。それは安いからである。モーツァルトのオペラはその知名度ゆえに人気が高く、中古でも値段が高いのである。中古で1000円以下ではほとんど見かけない。大体オペラは2枚組み以上が普通なのでその分値段も高くなるのはしょうがないかもしれない。
だがしかし、今回はなんと315円で見つけてしまったのだ。今現在オペラに興味を持てなくても何年後に興味が出るかもしれないし、そのときに買っておけばよかったと後悔するのは嫌なので、これは未来への先行投資だと思い購入した。
実際そこまで考えてはいないけどね。安いから何も考えず買っただけです。
いくらナクソスだからって315円で売るのはおかしいと言うか、珍しいと言うか、何か裏があると思っていたら案の定。
ケースがバッキバキやで。
分離しちゃう。
CDを取り出すたびにいちいち外れるからめんどくさい。
だが、CDの状態が良好だし、ケースなど取り替えればいいので気にしないことにする。
このCDを買ったハードオフでは大体クラシックの2枚組みは1000円~1500円程度で、ブックオフよりは少々安い感じなのだが、モーツァルトのオペラのCDはなぜか1700円くらいと高めで売られている。そんな中、ケースの破損ぐらいで315円になるのだから不思議だ。そんなにケースの状態って重要なのかね?今回の場合はケースが割れたとかいうレベルで無いからかな?あと元の値段がそもそも安めのナクソスレーベルなのも安い理由かな?
魔笛はクレンペラーとフィルハーモニア管弦楽団および合唱団の演奏のハイライト版を所有しているけど、まあほとんど聞かないね。しかし、今回聞き返してみると凄く聞きやすく退屈せずに聞きとおす事ができた。これは演奏が良かったのかそれともハイライト版なので退屈なとこをカットしてたからなのだろうか。
今回の全曲版を聞いてみると・・・・やっぱり後半はだれるかな。
しかし、思ったよりかはすんなり聴ける。以前ドニゼッティのオペラを購入したのだがはっきり言ってドニゼッティのオペラは退屈すぎてとても全曲聴きとおせなかった。しかし魔笛は不思議とすんなり聴ける。そハイライト版で予習していたから、ある程度なじみがあったのが理由かもしれない。それに序曲とか夜の女王の有名なアリアとか、聴いたことのあるメロディが結構あるのも聴きやすい理由かも。
復讐の炎は地獄のように我が心に燃えは高音が凄いね、超音波のような高音がマシンガンのように打ち出されていく。こんなの歌って咽喉痛めないのかね?
何曲か曲の終わりに爆発音のような雷音?みたいなSEが入るのだが、これはなんなの?なんかコントの落ちのように聞こえちゃったよ。モーツァルトが生きた時代にはこんな音出せないので本当はまた違った音であったはずなのだが、昔はどう表現していたのだろうか。
モーツァルトのオペラをちゃんと聴いたのは今回が初めてなのだが、なんとなく人気がある理由がわかった気がする。かといって他のモーツァルトのオペラを集めようとまでは思わないかな。
去年?ヴェルディやワーグナーの生誕200年記念だったらしく、良くテレビやラジオで特集されていたのを聴いていたのだけど、あまり心を奪われることは無かった。
ワーグナーを聴いてもピンと来なかったので私にはオペラは合わないのではないかと思っていたけど、今回のモーツァルトはすんなり聞けてしまった。別段モーツァルトが好きと言うわけでもないのに不思議だ。
おそらくオペラが苦手と言っても、膨大なオペラ作品の中には私好みの作品もあるのだろうけど、何せオペラは長いし高いしなので、追求するには体力や覚悟がいるのよね。
今のところ私にはその覚悟は無いわ。