バルトークのピアノ協奏曲

ハードオフで購入。2枚組み42円!

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バルトーク

DISC1

・ピアノ協奏曲1番

・ピアノ協奏曲2番

・ピアノ協奏曲3番

DISC2

・ 2台のピアノとパーカッションのためのソナタ

・ミクロコスモス第6巻

・戸外にて

ソナチネ

 

ピアノ:スティーヴン・コワセヴィチ

ピアノ:マルタ・アリゲリッチ ( 2台のピアノとパーカッションのためのソナタ )

パーカッション:ウィリー・ハウドスワールト、ミカエル・デ・ルー ( 2台のピアノとパーカッションのためのソナタ

演奏:ロンドン交響楽団(ピアノ協奏曲1番、ピアノ協奏曲3番)BBC交響楽団( ピアノ協奏曲2番 )

指揮:サー・コリン・デイヴィス

PHCP-9201~2

録音:1975年5月( ピアノ協奏曲1番 )1968年12月( ピアノ協奏曲2番 )1975年4月( ピアノ協奏曲3番 )1968年12月( 2台のピアノとパーカッションのためのソナタ )1970年(他)

 

 

 

ハードオフでこれを見つけたときは驚いたぜ。これが42円だぜ!値段を張り間違えたのかと思ったよ。安いものには裏があるものなので、もしかしてCDが1枚足りないとか、傷が付いているとか思ったけど、CDはちゃんと2枚揃っているし状態も良好だった。

バルトークのCDは近所の中古屋ではあまり見かけない。たまに見かけても500円くらいで手に入るのでそこまで高めの値段設定でもないタイプなのかな?それでも42円で手に入るなんてことは無いでしょう。

しかし、このPHILIPSの2CD、DUOシリーズは中古ではけっこう安めで出回っているのだけどね。私が所有しているこのシリーズのCDはシューベルトの弦楽三重奏曲、ピアノ三重奏曲全集とRシュトラウスの管楽器のための作品全集の2枚(4枚?)だが、両方とも250円で入手した。250円でも衝撃だったのに今回は42円だぜ。6倍衝撃だ!!

 

演奏者や録音時期がバラバラなのでこれは寄せ集めの廉価版みたいだね。バルトークのピアノ協奏曲は何度か聴いたことがある。何番かは忘れたけど。これらはバルトークの曲の中でも有名な曲だよね。DICS2の曲等は聞いたことのない曲ばかり。 2台のピアノとパーカッションのためのソナタは図書館では良く見かけるけど聴くのは初めて。他のピアノ独唱曲も初めて聴く。

 

バルトークのピアノ協奏曲はフランク・ザッパもお気に入りだったようで、第3番の出だしなんかMAKE A JAZZ NOISE HEREというアルバムでそっくりそのまま演奏しているくらいだ。

第1番から聴きはじめたけど、やっぱりモーツァルトとかのピアノ協奏曲とはまったく違うよね。奇抜だしごちゃごちゃしている。バルトークの作品は陰気臭い曲が多い気がするけどこれらの3曲はともに明るい?というか怪しげなパレードのような熱気がある。

聴いているだけで難しそうだなと思ってしまう。

 

 

個人的には凄く好きなんですけどね。

聴いていて楽しい。ピアノ協奏曲を聴いて苦じゃないどころか楽しいと思えるなんて私の中ではあまり無いことなのです。本来この曲等は、楽しいと言う感情よりも凶暴で野生的な曲、聴いていてエネルギーを使う曲とか言われてしまうタイプの曲なのでしょうけど、ころころ変わっていく展開と、良くわからないリズムが聴いていて疲れるどころか楽しと感じたのだ。

バルトーク弦楽四重奏や、他の室内楽などは暗く、内向的で難しい曲ばかりなのに、管弦楽はダイナミックな曲が多いよね。どうでもいいけどラヴェルなんかも似たように管弦楽になるとテンション高くなる作曲家だよね。

 

42円でこのCDを買えたのは凄く運がいい。DISC1のピアノ協奏曲だけで見れば21円で買えたことになる。21円っておい!うまい棒2個分だぜ!