バルトークの2台のピアノとパーカッションのためのソナタと他
ハードオフで購入。100円。
バルトーク・ベーラ
DISC1
・ピアノ協奏曲1番
・ピアノ協奏曲2番
・ピアノ協奏曲3番
DISC2
・ 2台のピアノとパーカッションのためのソナタ
・ミクロコスモス第6巻
・戸外にて
・ソナチネ
ピアノ:スティーヴン・コワセヴィチ
ピアノ:マルタ・アリゲリッチ ( 2台のピアノとパーカッションのためのソナタ )
パーカッション:ウィリー・ハウドスワールト、ミカエル・デ・ルー ( 2台のピアノとパーカッションのためのソナタ )
演奏:ロンドン交響楽団(ピアノ協奏曲1番、ピアノ協奏曲3番)BBC交響楽団( ピアノ協奏曲2番 )
指揮:サー・コリン・デイヴィス
PHCP-9201~2
録音:1975年5月( ピアノ協奏曲1番 )1968年12月( ピアノ協奏曲2番 )1975年4月( ピアノ協奏曲3番 )1968年12月( 2台のピアノとパーカッションのためのソナタ )1970年(他)
2枚組みなので記事も2つに分ける。最近記事のネタも少なくなってきたので、2枚組みを1つの記事で消費するのはもったいないと考えてしまう。
DISC1のピアノ協奏曲と比べDISC2の曲は聞いたことのない曲ばかり。バルトークはピアニストでもあったようだけど私はバルトークのピアノ曲を聴いたことがない。というかCD自体あまり見たことも無いかも。
2台のピアノとパーカッションのためのソナタは名前だけ聞いたことがあるけど聴くのは初めて。バルトークの作品は楽器編成が少なくなるにつれて難しくなるような気がする。この作品もDISC1のピアノ協奏曲と比べるとずいぶんと、とっつきにくい感じになっていた。
しかし、退屈で、わけがわからないタイプと言うわけではなく、何度も聞き返してみようと思える曲だ。初めて聴いただけでは良くわからないが、何度も聴けば良さがわかるスルメのような曲だ。ただ単に私好みの曲なだけかもしれない。
ミクロコスモス第6巻から一気に空気が重くなる。いつもの難しいバルトークさんになってしまう。聴いているだけで気が滅入る。だがちょくちょく楽しげな曲も入っている。なんかそういったいびつな感じが逆に不気味と言うか、不安になる。ピアノのための練習曲集らしいけど、そういった雰囲気は感じられないような。基本的は暗いけど、たまに変にテンションが高くなる小品集。
2台のピアノとパーカッションのためのソナタ がいいなと思えたのはパーカッションが入っているからかもしれない、なんだが難しいピアノにタンタン!とリズム楽器が入るだけで楽しくなるのだ。
戸外にてはいきなり凶暴なピアノの音から始まり驚いた。この作品は屋外での情景や光景を5つの組曲にまとめた作品なのだけど、笛と太鼓という副題がつけられた1曲目はいったいどんな情景を表しているのだろうか。私にはゴジラが攻めてきたようにしか思えなかった。