杉田谷道のピアノ・リサイタルを買う

ブックオフで購入。250円。

 

 

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ベートーヴェン

1-4 ピアノ・ソナタ第31番変イ長調作品110

5-7  ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 

ショパン

8 夜想曲第8番変ニ長調作品27-2

戸田邦雄

9 筝の音による幻想曲

バッハ

10 羊は安らかに草を食み

11 主よ、人の望みの喜びよ

 

ピアノ:杉田谷道

録音:1993年12月1-2日

 

 

これはマニアックなCDだ。杉田谷道さんのことはまったく知らんけど、どうやらエリザベト音楽大学で教授をなされている人らしい?名前を検索して1番初めに出てくるエリザベト音楽大学の広報みたいなページを見ると、どうやら2008年に75歳で亡くなっているみたい。

 

このCDはクラシックコーナには無くなぜか邦楽のオムニバスのコーナーに埋もれていたので油断していたら見逃していたかもしれない。

 

ピアノ・ソナタ第31番はテンポがゆっくりだ。特に第2楽章のテンポが遅いのが気になる。といってもこの曲はアシュケナージのCDしか持ってないので、どちらがスタンダードなのかもわからないんですけどね。しかし普段聴きなれているテンポと大きく異なるので、まるでまったく別の曲を聴いているかのように思えた。

 

第32番の第1楽章は1音1音がはっきりしていて聴きやすい。ピアノの高音が独特な音なのかな?キンキンという音でなくコンコンってな感じのはっきり輪郭を残した音に聴こえる。

第2楽章はジャズを弾いているかのような軽快なリズムで弾かれている。ジャズっぽいじゃなくてもうはっきりとこれはジャズを弾いているって感じだわ。

 

このCDは前半のベートーヴェンがメインだと思っていたけど、他にも戸田邦雄の筝の音による幻想曲がおもしろいと感じた。いったい何が筝の音を表しているのかとかさっぱりわからなかったけど、なんだかよくわからない小難しさがおもしろいと思った。

日本人の作曲家の曲ってあんまり知らないのでこういう機会でないとじっくり聴かないかもしれない。ラジオでたまに日本人作曲家特集みたいなものをやっていることがあるけど、集中して聞かないもんね。自発的にしっかり聴く日本人作曲家の曲って武満徹とか伊福部昭の曲くらいかもしれない。