スティーヴ・ライヒのSix Pianos 他

ブックオフで購入。250円。

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ライヒの作品集。

Steve Reich and Mudsicians

San Francisco Symphony
EDO DE WAART

 

・6台のピアノ

・マレット楽器、声およびオルガンのための音楽

・管楽器、弦楽器と鍵盤楽器のためのヴァリエーション

 

ライヒは有名だけど今までまともに聞いたことは無い。なんだかとっつきにくい気がしていたからである。

今回は250円と安く売っていたので、ちょっと試しに聞いてみようといった感じで購入。

 

6台のピアノのは有名な曲っぽい。6台のピアノが繰り出す短いフレーズがそれぞれ変化したり、ずれたりしてポリリズムを生み出している。キング・クリムゾンのディシプリンみたいだな。←こっちが影響を受けているのでしょうけど。

6台のピアノをそれぞれ弾いている人たちは、 自分が今どこを弾いているのかわけわからなくならないのかね?みんな同じ機種のピアノを使っているのでしょ?音も同じだと、自分が弾いているフレーズを見失いそうになるだろうに。

まあ、これぞミニマルミュージックって感じの曲だ。

 

個人的には2曲目の マレット楽器、声およびオルガンのための音楽の方がすき。なんだか電子音楽っぽいね。ジブリ臭もする。これも久石譲がライヒから影響を受けているからでしょう。

マレットってなんや?と調べたら、これはマリンバとかをたたく撥のことなのね。なんというかチュッパチャップスみたいな形のやつね。なのでマレット楽器と言うのは木琴や鉄琴系の楽器ということか。

曲の雰囲気は、音色がやさしくて環境音楽みたい。あとやっぱジブリ映画って感じ。もののけ姫のコダマが大量に出現している森の中のような風景が浮かぶ。

これが実演奏でなく、打ち込みだと、すごくつまらなくなる気がする。

ライブだとすごい緊張感がありそう。誰かがミスったらもうぐちゃぐちゃになっちゃうんじゃないの。

 

管楽器、弦楽器と鍵盤楽器のためのヴァリエーションもジブリ臭がする。それになんだかマイク・オールドオフィールドっぽくもある。呪文とかそこらへんに似ている。

 (マイク・オールドオフィールドはエクソシストの怖いテーマを作った人です。チューブラー・ベルズと言う曲なのですが、本当はぜんぜん怖い曲ではないです。誤解されているが、むしろ綺麗な曲なのだ!!)

 

この曲はそんなにミニマルって感じはしない。

 

 

今回のCDを聞いたら意外とライヒは聞きやすいんじゃないのかと思った。

この3曲がたまたま聞きやすいだけかもしれないけどね。

ライヒのCDはそれほど250円コーナーに流れたりしないので集めにくいので、そろえるのは難しい。

それに現代音楽ってブックオフだと値段が高いんだよね。廉価版のCDでも1500円とかしやがるからね。