ドビュッシー&ラヴェルの4手のためのピアノ作品集

ハードオフで購入。2枚組み100円。

 

 

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ドビュッシー&ラヴェル/4手のためのピアノ作品集

 

cd1

1. 2台のピアノのための奇想曲「白と黒で」(ドビュッシー)
2. ピアノ連弾のための「マ・メール・ロワ」(ラヴェル)
3. ピアノ連弾のための小組曲(ドビュッシー)
4. ピアノ連弾のための「リンダラハ」(同)
5. 同「行列と舞踊音楽」(同)
6. ピアノ連弾のためのバラード(同)

cd2
1. 2台のピアノのための「スペイン狂詩曲」(ラヴェル)
2. ピアノ連弾のための「6つの古代碑銘」(ドビュッシー)
3. 2台のピアノのための交響曲ロ短調(同)
4. ピアノ連弾のためのスコットランド行進曲(同)
5. 2台のピアノのための「牧神の午後への前奏曲」(同)
6. 同「鐘の鳴る中で」(ラヴェル)
7. 同「口絵」(同)

曲目はAMAZONからのコピペです。

 

ピアノ:アルフォンス・コンタルスキー/アイロス・コンタルスキー

録音:1973年

427 259-2

 

 

状態も結構良いのに100円で売られているのか?

それはCDの表面が汚れているからだろう。

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画像を見てもらえればわかるが、なんか汚いものがへばりついている。なんというか錆のような感じもするけど、これの正体はおそらく、CDを保護するためのスポンジのようなクッションのようなやつだと思われる(名称を知らない)

中古CDの中ではたまに、このスポンジが劣化して、ぼろぼろになった状態のCDが売られていることがある。何気に手に取ろうとすると、そのスポンジがぼろぼろと崩れて手にへばり付くことがあるのだ。

何でかは知らんけど、其のスポンジが劣化して?状態が変化して?CDにへばりついたまま固まってしまったと言うことだろう。

CDは裏側の傷ばかり注目されているが、実は表の印刷面の方が重要で、こちらの方が層が薄いので傷が付くとすぐ再生に支障が出てしまうのだ。なので正直この1枚目のCDはまともに聴けるとは思わなかった。2枚目は状態が良かったので、まあ1枚聴ければ元は取れるかなと思い購入。

 

汚いCDを再生してみるとまあ再生はできる。できるけどブツブツ、ジジジ・・・といったノイズが多い。古いレコードでもここまでノイズは出ないぞって感じなくらい出やがる。

ちょっと聴いていると気に障ってしまうので、CDのこベリ付いたスポンジを除去することにした。ぬれたティッシュでこすったら簡単に取れたのだが、CDの表層面の1層まで持ってかれてしまった。

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なんでスポンジを取っただけで層が剥がれるんじゃ!スポンジが表層に接着していたのかな?溶解液でも出てたのか?

こうなるともうダメかもと心配したけど、意外と再生は良好で、最初よりかはノイズの量も減りました。まあそれでも完全にではないけど。

 

このCDは4手のためのピアノ作品集なので収録曲はどれもピアノ連弾の作品なのかな。どの曲もはじめて聴く。

ドビュッシーのピアノ曲ってフワフワしているというか、緩やかーなイメージだったけど 2台のピアノのための奇想曲「白と黒で」は結構激しいしかっこいいな。オススメの曲だ。

6つの古代碑銘はビリティスの歌を編曲した作品なのだが、なんか凄く陰気臭くなっている。元になったビリティスの歌は、よくわからない朗読に伴奏が 付いた曲であったけど、もっとファンシーな曲だったような。

2台のピアノのための交響曲ロ短調 は  交響曲ロ短調をドビュッシー自らピアノ連弾用に編曲したもの、1楽章分しかない。これがすごくかっこいい曲なのですよ。

 

ラヴェルの 「マ・メール・ロワ」は連弾用にしては音数も少ないなと思っていたが、これは友人の子供のために編曲した作品らしいね。子供のための曲なので音数が少ないのね。

 「スペイン狂詩曲」のほうはなんか凄く暗い曲になっているな。管弦楽バージョンの曲はもっと印象が違ったような。両方とも管弦楽版とは印象が大きく異なる。 

 

連弾って言われると音数が多く、ピロピロした曲ばかりだとイメージしていたけど、全体的にはそういうわけでもないのかな。緩急がはっきりしていて、急のときにだけ4つの音になるパターンの曲が多い気がする。

 

どちらかというとドビュッシーの連弾曲のほうが私好みだったかな。しかし、この2枚組みCDを一気に聴き通すと結構疲れる。