マキシム・ヴェンゲーロフが弾くブラームス

ハードオフで購入。100円。

 

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ブラームス

1-3ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77

4-7ヴァイオリン・ソナタ第3番 Op.108

 

ヴァイオリン:マキシム・ヴェンゲーロフ

指揮:ダニエル・バレンボイム

演奏:シカゴ交響楽団

ピアノ: ダニエル・バレンボイム

録音:1997年8月ヴィースバーデン(ライヴ=協奏曲)&1998年8月ミュンヘン

 

これもケースが割れている。ハードオフではケースが割れるとジャンク扱いになるのかな?

このCDは1999年発売らしいけど最近、 マキシム・ヴェンゲーロフの来日記念だかなんだかでSHM-CDで再販したらしい。前の持ち主は再販版を購入したのでこのCDを売り払ったのだろうか。

 

ヴァイオリン協奏曲はライブ録音らしいので迫力があるのかなと思ったけど、意外と上品な気もする。しかし、思ったよりも感想が出てこない。別に苦手な曲と言うわけでもないのだけど、私に合わない演奏だからなのかな?と言っても何か悪口があるわけでもないし・・・。

 

 

このCDのメインはヴァイオリン協奏曲なのだろうけど、私は後半のヴァイオリン・ソナタのほうが聴いてよかったと思った。

 

 

  ブラームスのヴァイオリン・ソナタは結構好きな曲だ。ブラームスのヴァイオリン・ソナタは3曲あるけど大体は1枚のCDに全曲収まっていることが多いので、印象に残っているのはCDを再生するとすぐに流れてくる第1番だな。逆に第3番は再生されるまでが長いのであまり印象に残っていないと思っていた。(どうでもいいが私はCDは必ず再生順に聞く。順番を無視して聞くようなことは私の中では許されないことなのだ)

第3番を改めて聴くと意外と覚えているというか、凄く良い曲だな。いままで第1番がお気に入りだったけど、第3番もかなり私好みの曲だった。何曲も続けて聴くのと、1曲をじっくり聴くのだと受け取る印象が結構違うのでしょうね。

第3番の第1楽章は切ないようななんともいえない美メロな曲なので聴いていてぐっと来る。第2楽章以降はあんまり聴いた記憶が無いと言うかマジで忘れていたようなのだけど、何で今まで聴き流していたのかと思うほどの名曲だ。なんだか凄く絶賛しているけど、もしかすると今現在の気分にこの曲がマッチングしているからかもしれない。今だからものすごく良い曲に聞こえているけど、明日聴くときにはフーンってな感じに評価が変わるかもしれない。

ブラームスのヴァイオリン・ソナタは天気が悪いときに聴くと良さが数倍に膨れ上がる気がする。まあ本来音楽ってシチュエーションに左右されて当然なのかもしれない。悲しいときに陽気な曲を聴くのと、悲しいときに悲しい曲を聴くのではそりゃ受け取り方が違って当たり前だな。

 

と言うことで前半のヴァイオリン協奏曲も今現在は何も感じないけど明日になれば

 

これは凄い名演だ!!!

 

と感じるかもしれない。

 

 

 

テンシュテットのマーラー第5番

ハードオフで購入。100円。

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マーラー

1-5 交響曲第5番 嬰ハ短調

指揮;クラウス・テンシュテット

演奏:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

録音:1978年5月10-12日、6月8日

 

 

第1楽章はトランペットのファンファーレが印象的だ。この出だしがかっこいいとなんだか凄く良い演奏に聞こえてしまうし、テンションも上がる。しかし、このCDでは出だしからゆったり目で面食らう。この曲は今までそんな多くの種類を聞いてきたわけでないのだが、それでもここまでゆったり目なのは初めてだ。途中の展開部でちょっとは早くなったかなと思いきや、また速度が落ちる。ゆったりしていてもだらだらしていると言う感じでなくすごくかっちりした演奏に聴こえる。

いつも第5番はバーンスタインの旧盤を聴いているのだが、テンシュテットの演奏に比べるとバーンスタインの演奏は重くて荒々しいように聴こえるな。最初に聞いたのがバーンスタイン盤なのでこれが普通と思ってきたので、逆に テンシュテット盤がスッキリして聴こえてしまう。

第2楽章は(嵐のように激しく、いっそう大きな激しさをもって)と書かれている通り、初っ端から激しいのだが、やっぱり荒々しいと言うよりかはキッチリ上品な感じがする。しかし第2楽章の後半は凄く音に広がりを感じる。いろいろな音が聞こえるなと感じたので、なんと言うか立体的なのかな?第1楽章は私の好みじゃないなと思ったけど第2楽章になってわくわくするようになってきた。

第3楽章はいつ聴いても長いわりには印象に残らない。なんつーか色々展開が多すぎて全体像を捉えきれないのかな。

第4楽章は有名なアダージェットだが、私はそんなに好きな楽章ではない。

第5楽章は好きだ。凄くフィナーレって感じがする。ここの演奏が良いとそれだけで前半がどんなに気に入らなくても良い演奏だったと言う気分にさせてくれる。特に最後の締めが肝心。ここがしょぼいと凄くがっかりしちゃう。テンシュテット盤の締めは・・・・・・まあふつうやな。もっと派手で下品な感じでもいいような気もした。

 

バルトークの弦楽四重奏曲全集

ブックオフで購入。2枚組み500円。

 

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バルトーク

DISC1

1-3 弦楽四重奏曲第1番 

4-6  弦楽四重奏曲第2番 

7-11 弦楽四重奏曲第4番 

DISC2

1-3  弦楽四重奏曲第3番

4-8  弦楽四重奏曲第5番

9-12  弦楽四重奏曲第6番

 

演奏:ルービン弦楽四重奏団 

録音:2003年6月9-17日

 

 

ジャケットが不気味だ。バルトーク弦楽四重奏曲はたしかにおどろおどろしい空気が漂っているけど、何もこんな怖いジャケットにしなくても・・・。

演奏しているルービン 弦楽四重奏団は1992年に結成されたオランダの弦楽四重奏団だ。4人ともが女性と珍しい構成のカルテットらしいけど、

以前フリマで購入したイェヌーファ弦楽四重奏団というマニアックなカルテットもオランダ出身だし、全員女性のカルテットだったな。

ついでにそのCDにもバルトークの第2番が収録されていたし、オランダでは女性のカルテットがバルトークを弾くのが流行っていたのだろうか?

 

バルトークの全集はアルバン・ベルク四重奏団のを所有しているけど、当たり前だけど結構音の感じとか弾き方とか違うよね。どのカルテットが弾いても素人の耳ではそんなに変化を感じない曲もあるけど(本当は細部に変化があるのだろうけど私の耳では聞き分けられないだけ)バルトーク弦楽四重奏曲は違いがはっきりわかる方かもしれない。

 

バルトーク室内楽は基本的に難しく、弦楽四重奏曲なんかは興味が無い人が聞けばおそらく、なにやっているのかわかんないとか、何でこんなの聴いているのとか言われそうな感じの曲だ。

現代音楽とはまた違うのかな?現代音楽の弦楽四重奏曲は本当に意味不明だからね。ぴゅい~んきゅわきゅわ~。ぢゅーじゅわ~。とかもやはノイズじゃねーかといった音を永遠とぶち出してくるもんね。それに比べればバルトーク弦楽四重奏曲はまだ聴きやすい曲だわ。それにバルトーク弦楽四重奏曲には中毒性があるように思われる。1度気に入ると定期的に聞き返さなくちゃ気がすまない呪いにかかってしまうのだ。しかもどれか1曲でなく全曲聞き通したくなってしまうのだ。

今までは アルバン・ベルク四重奏団のCDを聴いていたけど正直このCDだけで満足だったのであまり他のCDを買う気が起こらなかったのだけど、最近このCDでの第6番の途中に音飛びが出るようになってしまったのだ。おかげで聴くたびにストレスを感じるようになってしまった。

今回新しく ルービン弦楽四重奏団のCDを購入したのは、他のカルテットの演奏を聴き比べたいという理由より、ちゃんと聞き通せるCDが欲しいと言った理由の方が大きいのである。

中古で購入するとまた音飛びするCDをつかまされるリスクがあったのだけど、500円だからね。

しかし、最近100円CDばかり買っていたので500円CDが凄く高く感じる。一応2枚組みなので1枚当たり250円なのだが、それでもなんか高く感じる。以前2枚組みで42円のCDを買って以来、なんか麻痺しちゃったのかもしれない。ついでにこのCD、AMAZONではなぜか高いけど、どこかでは990円で売られていたらしいので、それを知ってしまうと500円でもなんか安く感じなくなってしまった。

 

まぁ500円でも十分安いはずなんだけどね、バルトーク弦楽四重奏曲全集が250円以下で売られているところは今のところ私は見たこと無いからね。

 

値段の話ばっか気にするのはよくないかも・・・。

 

チャイコフスキーのピアノ三重奏曲をまた買う

ハードオフで購入。100円。

 

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チャイコフスキー 

1-3 ピアノ三重奏曲イ短調作品50 「偉大な芸術家の思い出のために」

 

ベートーヴェン

4-7 ヴァイオリン・ソナタ 第5番へ長調作品24「スプリング」

 

ピアノ:ダニエル・ バレンボイム

ヴァイオリン:ピンカス・ズッカーマン

チェロ:ジャクリーヌ・デュ・プレ

録音:1972年7月 1-4 

 

しょぼいジャケットのいつもの廉価版シリーズだ。たいてい何たら名曲集とか題名が付いているシリーズだな。

チャイコフスキーピアノ三重奏曲は好きな曲なので100円で手に入ってラッキーだ。というかこういう曲もしょぼいジャケット廉価版シリーズで発売されていることに驚いたわ。廉価版だとなんつーかもっと有名どころしか出ないと思っていたけど。チャイコフスキーピアノ三重奏曲の知名度が低いと言うわけでないが、もともと廉価版シリーズの中での室内楽の枠が狭そうだし、さらにそこでピアノ三重奏曲になるとベートーヴェンとかシューベルトでもう枠が埋まってしまうような気がする。

もしかすると見たこと無いだけでラヴェルとかブラームスとかサン=サーンスとかのピアノ三重奏も名曲シリーズ廉価版で出ているのかな?

ふつうのよく売られているジャケットがオリジナルのまま、またはちょっと加工しているけどオリジナルの雰囲気を残している1000円再販廉価版とかだと普通にあるだろうけど、ジャケットが謎の風景で、説明も何もなして中身はCDだけというシリーズでは見かけないよね。

何が違うかって、ジャケットそのまま再販シリーズは中古でもなぜか結構高めで売られるのに対して、後者のジャケット風景何たら名曲シリーズだと250円以下で売られていることが多いのだ。

おんなじ音源でもCD初期盤、再販1000円盤はたいして売値が変わらないのに、謎の風景ジャケット廉価版になると250円以下になるのは変な話しだけど、ブックオフとかだと結構こういうことがあるよね。(音質、リマスターの問題とかあるからそんなに変な話でもないかな?)

 

肝心の内容の方は、音の悪さにちょっと驚いた。1972年録音らしいけどモノラルみたいな音だ。ライブ録音と書いているけど録音状況が悪かったのかな?

 

と思ったらやっぱりモノラル録音でした。ヴァイオリンやチェロの音は普通なのにピアノの音がちょっと悪い。和音になると音が割れている感じがする。

 演奏についてもライブ録音なので結構乱れがあるね。

 

だがしかし、曲の雰囲気がなんとなくセピアっぽいというか秋口に似合うような感じなのでモノラル音質も逸れはそれでなんとなく曲にあっている気もするし。演奏の乱れもライブ録音ならではなのでそんなに気にするものでもないかな。

 

カップリングはベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第5番なのだが、何でこういう組み合わせなんだろう。演奏者が前半と被っているからだろうけど、チャイコフスキーで郷愁に浸かっていたらいきなり春模様になってしまったので、変な感じがする。

 

 

 

 

 

最近よくEMI音源が使われている廉価版を買ってしまう。この前10枚くらいまとめて買ったのに、また新たに8枚くらい買ってしまった。

あまり廉価版と言うのは好きではないのだけど、名演が安く手に入るのでなんとなく購入してしまう。最近よく手に入るのが”新・名曲の世界”と言うシリーズと”エンジェル名曲ライブラリー”と言うシリーズだ。どちらも謎の風景がCDジャケットになっているし、似たような音源を使っていて、かぶっているのも多いけど、どちらかと言えばエンジェル名曲ライブラリーの方がお得なのだ。たとえば新・名曲の世界ではチャイコフスキー交響曲が1曲だけ収録されているのに対してエンジェル名曲のほうだとおそらく同じ音源にさらにプラスして祝典序曲「1812」などの、ちょっとおまけ的な管弦楽曲が収録されていたりするのだ。

凄く些細なことかもしれないけど、先に ”新・名曲の世界”で買ってしまったあとに、さらに曲が追加された ”エンジェル名曲ライブラリー”を見つけてしまうと凄く損した気分になる。

まあ大抵追加される曲はどこかから引っ張ってきた音源なのでそんなに価値のある追加でもないし、むしろメイン曲の余韻をぶち壊すこともあるので気にすることもないでしょ・・・と頭ではわかっているのに、どうしてもなんで先に ”新・名曲の世界”で買ってしまったのだと後悔してしまう。我ながら凄くあほらしい。

 

なんか曲のことでなく、他の話が多くなったけど・・・まあいいか。

 

リヒャルト・シュトラウス「薔薇の騎士」のレコードを買う

ハードオフで購入。3枚組みで100円。

 

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ソプラノ:ロッテ・レーマン

バス・バリトン:リヒャルト・マイヤー 

ソプラノ:エリザベートシューマン 

指揮:ロベルト・ヘーガー

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

録音:1933年9月20-24日

めんどいのでキャストは画像で

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段ボール箱の中で無造作にぶち込まれていたレコード群から救出した代物。レコードは取り出したり、片面聴くたびにひっくり返したりが面倒なので、よっぽどのことが無い限り購入しないのだけど、今回はよっぽどのことだと思う。3枚組みで100円だし、薔薇の騎士だし買わなきゃ損だと思った。

カップリングに歌曲が入っているのもいいよね。シュトラウスの歌曲は本当に初めて聴く。

録音が1933年というのがちょっと気になったけど、ノイズも少ないしそこまで年代を感じさせない。この録音は薔薇の騎士の初演から20年後に録音されているらしい。そういう意味でも歴史的価値のある音源だな。オーケストラが貧弱と言う意見もあるけど、確かに聴こえずらいと言うか埋もれている感はある。しかし歌は凄く鮮明に録音されているので全体的に聴きづらいことは無い。たまに音がぐにゃ~となるところがあるけど、年代を考えると普通だな。

 

ちなみにこの音源、SPレコード発売当時では13枚組だったらしい。しかしそれでもこの音源は薔薇の騎士全曲録音でなく約半分に短縮された抜粋版なので、全曲SPレコードで録音すると大体26枚組みくらいになるはず。26枚組みってどういう大きさなのかな?

というよりSPレコード時代にオペラ全曲録音とかあったのかな?まあ比較的短いオペラなら可能だけど、ワーグナーのオペラとか録音できないでしょ。

 

 

 

このレコードなぜか知らないけどDISC1の裏面がDISC6で2の裏が5で、3の裏が4で、と言った感じで構成されている。まるでサイコロのようだ。曲順の都合でDISC1とDISC6がそれぞれオペラの抜粋集と歌曲集なので聴く分にはそんなに問題は無いけど、問題は2と5、3と4だな。2面を聞いた後ひっくり返して聴くと5面になってしまうので、ここでめんどくさいけど3面に取り替えなきゃいけない。3面を聞いた後はひっくり返して4面。4面を聞いた後はまた先ほど取り替えた2と5のレコードをのせて5面を聞く・・・。説明するのもややこしいけど、実際取り替えるのも面倒なのよね。何でこういう構成になっているのかな?こういった構成はレコードではよくあることなのだろうか?

 

調べたらレコード・チェンジャー(オートチェンジャー)で再生するときの都合でそうなっているらしい。

レコード盤の収録面について・・ - Yahoo!知恵袋

 

普通のレコード・プレーヤーでしか聴くことないでしょうから、私にはただ単に聞きづらいだけです。

 

チャイコフスキーの弦楽四重奏曲第1番を買う

ハードオフで購入。100円。

 

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ドヴォルザーク

1-4  弦楽四重奏曲第12番 ヘ長調作品96”アメリカ”

チャイコフスキー

5-8  弦楽四重奏曲第1番ニ長調 作品11

ハイドン

9-12  弦楽四重奏曲第67番 ニ長調作品64の5”ひばり”

 

演奏:スメタナ弦楽四重奏団

録音:1966年

 

 

よく見かける廉価版だけど100円で売られているのはうれしい限りだ。ここのハードオフではこのEMI音源を使用した廉価版がどっさりとジャンクコーナに並んでいたので、ついつい10枚ほど買ってしまった。このCDはそのうちの1枚。

 

廉価版だけどEMI音源を使用しているっぽいし、演奏が スメタナ弦楽四重奏団なので購入しますた。

 

またドヴォルザークのアメリカが登場だ。この曲は本当にどこにでも顔を出すよね。廉価版の弦楽四重奏曲のCDにはお決まりの曲だな。よく考えればこの曲が1曲目なので、むしろアメリカがこのCDのメインなのかな?

しかし私が聴きたかった曲はチャイコフスキー弦楽四重奏曲なのだ。この曲はずいぶん昔に図書館で借りてきて聴いたことがあるのだけど、つまらない曲だと感じすぐに返却した記憶がある。

 

改めて聴いたところ・・・。なんだか素朴な感じがする曲だと思った。所々に美しい旋律がちりばめられているのだが、そんなにしつこく甘ったるいような感じも無く、むしろ凄くスッキリしている。

世間的には第2楽章が有名っぽいけど、他の楽章も十分魅力的だと思う。第1楽章はゆったりしているけど雰囲気がいいよね。弦楽四重奏曲なんだけどあまりそれぞれの楽器が主張していないと言うか、すんなり溶け込むような旋律になっている気がする。そういうところも聴いていて心地いい。

第2楽章第3楽章が少々暗めだったので続く第4楽章で急に明るくなるとぱぁーっと視界が晴れていくような感じを覚える。なんだかドヴォルザークっぽいなと感じたが、私の勘違いかな?スラブ音楽のような感じがあるような。

 

 

 

ハイドン弦楽四重奏曲もよく考えればよく隙間に潜り込むよね。でもハイドンの曲は好きなので問題ない。調べてみるとこの廉価版CDの元になった盤にはドヴォルザークチャイコフスキーの2曲鹿収録されていなかったみたいなので、本当に隙間に潜り込んだのはハイドンだったみたいなんだけどね。でも好きなので問題ない。

 

 

ブルックナーの交響曲第8番をまた買う

フリマで購入。200円。

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ブルックナー

1-4 交響曲第8番ハ短調

 

指揮:ギュンター・ヘルビッヒ

演奏:シュトゥットガルト放送交響楽団

録音:2003年6月6日ライブ録音

 

 

これは海賊盤だな。フリマで見つけたCDだ。こういう珍しいCDを見つけられるのがフリマのいいところだな。こういうことを私は何度も力説している気がする。

ブルックナーの第8番はそこまで好きな曲と言うわけでもないのだけど、ここで買わないと多分今後手に入ることは無いだろうなと思ったので購入。

 

海賊盤なので色々と見た目はしょぼいね。ジャケットの紙も廉価版のように1枚でぺらぺらだし、そもそもジャケットのデザインも悪い。一見してもこれがクラシックのCDだなんて思わないでしょこれじゃあ。最初はどっかのロックバンドのCDだと思ったよ。何よりもCDがCD-Rなのが凄い。そこらのCD-Rに音源を焼いただけじゃねーか。

ロックのCDだと海外の海賊盤はこんな適当なのが普通だよね。しかしクラシックも結構適当なのが意外だったな。

このCDの情報はネットで探しておそらくこれだなと思った情報を載せているけど、CD番号などは同じだけど演奏時間が違うんだよね。そこのサイトでは同一の音源で2種類の海賊盤があるらしいけど、どちらの収録時間とも合わないのはどうしてなのかね?ジャケットの表記が適当なだけかな?

ついでにすでに所有しているカール・シューリヒト指揮、ウィーン・フィルハーモニー、1964年のCDと比べても演奏時間がだいぶ違う。

演奏時間が今回のCDが77分55秒。シューリヒトが71分18秒だから約6分ほど差がある

まあそんなにおかしなことでもないかな。気になって調べてみたらなんと演奏時間が87分のCDもあるようだ、おいおい シューリヒトさんと16分近く差があるぞ。いったいこの時間は何なんだ?これに比べると6分の差なんて気になるようなものじゃないね。

 

 

音質は問題なくとても良い。海賊盤なので地獄のような音質を覚悟していたけどそんなことは無かった。といっても録音が2003年だからあたりまえか。

以前まで長ったらしく感じていた第2楽章もぐいぐい聴かせるし、実際長い第3楽章も25分という時間を感じさせない。第4楽章も迫力があって聴きやすい。というか全体的に判りやすい気がする。音の輪郭がはっきりしていると言うか、メリハリがあるような。だらだらとぼやーっとした音じゃないので凄く聞いていて気持ちが良い。

このCDを聴いて初めてブルックナーの第8番ってこういう曲なんだと、全体像が判ったような気がする。もちろん細かいところなどはまたさっぱりわかっていないし、聴き流しているところも多いけどね。

 

このあとちょうどいい所にブルックナーの第7番が廉価版だけど100円で売っていたので即購入しちゃった。今のところブルックナー交響曲は4,7,8,9番しか所有していないけど、ここから他の曲を集めるのは安CDでは難しいかもしれない。

ブックオフの250円コーナーでは他の交響曲はまったく見たこと無いからね。そもそも聴いたこともないし。

というかまじめに1枚ずつこつこつと集めるよりかはネットでどっかの巨匠の輸入版交響曲全集BOXで安くなっているのを探して買ったほうが簡単だし、安上がりかもしれない。

実際、ロベルト・パーテルノストロと言う人が指揮している全集は今現在アマゾンで1700円くらいだしね。