ケンプのショパン名演集
フリマで購入。100円。
フレデリック・ショパン
・ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調op.35「葬送」
・幻想曲ヘ短調op.49
・子守歌変ニ長調op.57
・アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ変ホ長調op.22
ピアノ:ヴィルヘルム・ケンプ
録音:1958年2月ウェスト・ハムステッド
フリマで購入したCDだ。フリマではショパンの出現率が高い気がする。というかピアノ曲のCDが多いかな。
もう本当ショパンのCDばかり購入しているな。これでショパンは苦手だとか言っちゃうんだぜ。あほや。
ピアノ・ソナタ第2番幻想曲はブーニンのCDを持っているけど、ケンプとブーニンでは全然違う。私にはどちらがスタンダードなショパンなのかはわからないけど、演奏者によってこんなに解釈が違うのかと驚く。
ケンプのピアノソナタ第2番を初めて聴いたとき、なんか温かみのある演奏だけど雑だなと感じた。いや、知識の無い私が雑とか言っちゃあいけないかもしれないけど。しかし、ブーニンと比べるとそう感じた。というか比べるとブーニンの演奏は機械のようにも感じる。
この曲って全体に悲劇的かつ陰鬱とか言われているし、ブーニンの演奏もそんな感じであったけど、ケンプの演奏からはそういった感じはしないね。
ケンプの演奏だと第4楽章のピロピロポロポロが篭っていて聞こえずらい。演奏の問題なのか録音の問題なのだろうか?
幻想曲も全然違うな。なんかやさしげな曲になっている。最後の方も迫力が無い。まるで別の曲のようだ。
どちらかというとブーニンの方が正統派なのかな?ケンプって人はベートーヴェンのCDを良く見かけるけどショパンは見かけないし。でもブーニンのショパンからはあまりショパン特有?の甘ったるさは感じなかった。
対してケンプからはショパンっぽさは感じるかも。なんつーか”ショパン聴いてるわ”という感じになる。