カザルスのホワイトハウス・コンサート

リサイクルショップで購入。100円。

 

 

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パブロ・カザルス 鳥の歌ーホワイトハウス・コンサート

 

メンデルスゾーン  ピアノ三重奏曲第1番ニ短調op.49

クープラン  チェロとピアノのための演奏会用小品

シューマン アダージョとアレグロ変イ長調op.70

・カタロニア民謡 鳥の歌

 

チェロ:パブロ・カザルス

ピアノ:ミエチスラフ・ホルショフスキー

ヴァイオリン:アレクサンダー・シュナイダー

録音:1961年 ワシントンDC

SICC-322

 

カザルスと言えばバッハ無伴奏チェロ組曲の録音が有名だよね。というかほかに録音しているCDがあるなんてほとんど知らなかった。鳥の歌が収録されている小品集みたいなCDは良く図書館で見かけていたけど、メンデルスゾーンのCDも録音していたのは知らなかった。というか調べてみると私が知らないだけで結構色々な曲を録音していたようですね。

良く考えてみるとカザルストリオのベートーヴェンピアノ三重奏シューマンピアノ三重奏のCDを所有していたわ。頻繁に聞くCDなのにカザルスが弾いているという認識をしていなかったのかな?あほや。

 

音質は1961年録音のわりにはそこまで良くも無いような。ホワイトハウスでのライブ録音なので、スタジオで録音したのとはそりゃ違うでしょうけど。

しかし、私が所有している他のカザルスのCDと比べれば音質は良い方だけどね。

メンデルスゾーン室内楽ってイマイチマイナーな気がする。弦楽四重奏曲とか6曲ぐらいあるけどあまりラジオやテレビでは聴かないような。実際にコンサートでは演奏されているのかな?

しかし、このピアノ三重奏曲はテレビ(主にクラシック倶楽部)で演奏されているのを見た記憶がある。ピアノ三重奏界では有名な曲なのでしょう。似たような感じでドヴォルザーク室内楽はそんなに演奏されていない(弦楽四重奏曲は結構演奏されているけど)がピアノ三重奏は有名な方だよね。

 

曲の内容は凄く品があり爽やかで聴きやすい曲だな。美しい旋律が詰まっているけどそこまで甘ったるさは感じない。スッキリしている。

聴きやすいのは元の曲の構成からなのか、カザルストリオの演奏のおかげなのかはわからない。ただ、他のカザルスのCDを聞きやすいと感じたことは無いので、元々この曲が聞きやすいんでしょうね。

室内楽が苦手だと言う人にもオススメできる曲ですね。

 

所々カザルスのうめき声のような「うぅ~ん」という音が聞こえてくるのだけど、そういう音が録音されてしまうわりには他の雑音がほとんど入っていないのは、大統領やその他の聴衆がすごく礼儀正しく聞いていたからなのかな?