ストラヴィンスキーの火の鳥と春の祭典

ハードオフで購入。100円。

 

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イゴールストラヴィンスキー

 

火の鳥

バレエ音楽春の祭典

 

ベルギー放送フィルハーモニー管弦楽団

指揮:アレクサンダー・ラハバリ

NAXOS 8.554060

 

ストラヴィンスキー火の鳥春の祭典は両方とも結構有名な曲だ。音楽史的には春の祭典の方が有名だろうけど、一般的には火の鳥のほうが耳にする機会が多いのかな?なんかフィギュアスケートなんかで良く使われているイメージがある。

 火の鳥ストラヴィンスキーのバレエ曲の中でも特に有名な3作品(火の鳥、ぺトルーシュカ、春の祭典)のうちの最初の作品なのだけど、私はあまり聴かない。他の2曲が大体30分程度なのに対して、火の鳥は50分弱もあるのが辛い。一応CDは所有しているけどまったく聞かない。

このCDに収録されているのは収録時間から見て全曲版でなく、編集し、短縮した組曲版であるようなのだけど、この 組曲版 には1911年版、1919年版、1945年版の3つがあり、今回のCDに収録されているのはどのバージョンなのかはわからない。曲数から見て1919年版かな?自信は無い。

全曲版すらまともに聴いたことがないのに組曲版などほとんど初めて聴く感じだわ。一応組曲版もCD持っているけどね。まったく聴かない。

 

 アレクサンダー・ラハバリとベルギー放送フィルハーモニー管弦楽団 は個人的にはあまり好きではなかったドビュッシーの管弦楽作品集と同じ演者だったのでそんなに期待はしていなかったのだが、結構迫力のある演奏であった。

火の鳥組曲はなんというか短く編曲しているだけに、展開が急だし、消化不良なまま終わる感じ。全曲版では長いと文句を言うくせに、組曲になると短いと愚痴を言う。私には火の鳥は合わないのかも知れない。

 

春の祭典はかなり聴きやすい。音がふわふわしていなく、はっきりしているのがいい。クリアとか鮮明という表現よりもはっきりというか自己主張がすごい感じがする。

派手なのだが、なんだが泥臭いような演奏。ブーレーズ指揮のCDだと音が広がっていくような感覚があったのに、 ラハバリには無い。

所々音程が違うような部分があるのだけど、この春の祭典も改訂版なのかな?

 

どちらかといえば春の祭典目当てでこのCDを買ったので、火の鳥がぱっとしなくても気にならなかった。春の祭典は今まで聞いていた演奏の雰囲気とはちょっと違う感じだったけど、これはこれでいいような、どこかのわけのわからない民族のわけのわからない儀式っぽさは凄く出ていた気がする。