朝から東京クヮルテット

今朝のクラシック倶楽部は東京クヮルテットの演奏だった。東京クヮルテットの詳しい説明は各自Wikiを見てください。わたしは 東京クヮルテットが演奏しているCDは所有していないし聞いたこともない。でもクラシック初心者のわたしでも名前は知っている。もちろん国際的にも著名である。そんな演者のラストコンサートが今日の演目だった。曲はシューベルト弦楽四重奏曲第15番。この曲は長い、50分近くあるんじゃないかな。放送枠は1時間なのでもちろんこの1曲で枠いっぱいなのであった。どうやら当日はほかにもバルトークやらハイドンやらを演奏したみたい。放送するのは今日だけなのかな。 

 

ところでこのシューベルト弦楽四重奏曲第15番。わたしはそこまで好きな曲ではなかった。シューベルト弦楽四重奏曲なら14番の通称死と乙女の方が好きだし、なんなら弦楽五重奏曲など定期的に聞くほど好きだ。しかしこの15番はあまり聞かない。長さ的には弦楽五重奏曲と大して変わらないのだが、なんだかつかみどころがないというか、同時期のほかの曲と違いメロディアスでない感じなのだ。はっきり言えばわかりやすくない。まあ、弦楽四重奏曲なんてどれもこれもわけわかめで、なにやっているのかわからなくなる曲ばっかりなのだが。

今日の放送もなんとなく見ていたのだが。聴くのと見るのではまた違うね。映像で室内楽を見る機会は意外と少ないし、弦楽四重奏曲なんてほとんど放送しないもんね。

交響曲と違い室内楽は映像で見ると演者の運指まで見えるのがいい。見てて引き込まれる。あんまり好きでない曲がすんなり耳に入っていく。多分その場にいて目の前で聞くと、音の迫力や息使いでまた違った受け取り方になるんだろうね。CDで聴いているだけだとどうしても聴いているうちにだれるところが出で来るのだが、映像だと最後まで集中して聞いてられた。今日の放送を見たらなんだかシューベルト弦楽四重奏曲第15番が好きになったわ。