アマデウス弦楽四重奏団の狩と皇帝

ゲオで購入。180円。

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アマデウス弦楽四重奏団モーツァルトハイドン

 

モーツァルト 弦楽四重奏曲 第17番 変ロ長調 K.458《狩》

ハイドン  弦楽四重奏曲 第77番 ハ長調 Hob.Ⅲ:77《皇帝》

 

アマデウス弦楽四重奏団 

録音:1982年11月ミュンヘン

FOOG 27077

 

 ゲオのCDの査定方法がよくわからない。癒しのモーツァルトとかみたいな題名の なんだかよくわからない コンピレーションCDが780円位するのに対し、今回のようなCDが180円で売られているのはどういうことなのか。中古コーナーに落ちてくるまでのレンタルされた回数によって値段が変わるとかかな?レンタルされた回数が多いほど中古でも値段が高いとか。 

 

どうでもいいけどジャケットがかっこいいぜ。

 

 

 

このCDに収録されている曲は両方ともスタンダードな曲だな。いろいろな弦楽四重奏団の演奏で見かけられるし、廉価版も多いので中古屋の安棚での出現率も高い。モーツァルト弦楽四重奏曲はそこまで好きでもないし、ハイドンの皇帝も聞き比べるほど入れ込んでいる曲でもない。しかし、今回はドイツ・グラモフォンレーベルのCDなので買ってしまった。有名なレーベルだからね。

演奏はアマデウス弦楽四重奏団だ。この弦楽四重奏団については名前を知っている程度の知識しかない。1948年から1987年くらいまで活動していたらしいけど、今回のCDは1982年の録音なのでかなり後期の録音だな。

 

 

 モーツァルト弦楽四重奏曲ハイドンセットと呼ばれている第14番から19番が特に有名。中でも第17番はモーツァルトの弦楽四重奏の中でも人気があるほうだね。実は私はハイドンセットの中では14番と15番がお気に入りで、それ以外はそんなに聞いたことが無いし第17番のCDは今回はじめて買ったのだった。

あまり聞き込んで無い曲なので新鮮に聞こえる。結構さらっとした曲で、甘ったるさや、ロマンティックさは無い。どこかハイドン弦楽四重奏曲にも似ているね。というかハイドンセットと呼ばれているくらいなので影響があって当たり前か。

しかし、ハイドン弦楽四重奏曲より聴きやすい。聴きやすいというより展開に飽きが来ないと言った方がいいかな。ハイドン弦楽四重奏曲は個人的には好きなのだが、聴き続けていると結構飽きが来る曲が多い。

第4楽章でのアマデウス弦楽四重奏団の演奏がとても好きだ。緩急の付け方が自然?で、曲の展開が結構激しいのに、ゆったりとした空気で心地いいのだ。

 

 

 ハイドン弦楽四重奏曲第77番通称皇帝。この曲もハイドン弦楽四重奏曲の中では有名な曲だ。

第1楽章は少々ゆったりとしている。出だしの主題を聞いてこのCDの音のよさに気が付いた。この曲は第2楽章が特に有名で、第2楽章がオーストリア国家及び皇帝を賛える歌の変奏曲になっており、ここから皇帝の通称が付けられたとか。ちなみに第2楽章の主題は現在ドイツの国歌に使われているらしい。有名な部分だけど私はそんな好きでもない。変奏曲になっているけど変化に乏しいような。

第3楽章になると軽やかなメヌエットになる。第2楽章のゆったりした空気から明るい空気になり、集中力がよみがえってくるような。何でかわからないけどなんとなくこの第3楽章が1番好きです。

 

最近ハイドン弦楽四重奏曲を良く聴いているのだが、そのためなのかどうか知らないけど、いつのまにか苦手だったモーツァルト弦楽四重奏曲を抵抗無く聞けるようになった。昔はモーツァルト弦楽四重奏曲って退屈だと思っていたけど、何かのきっかけで趣味嗜好って変化するもんなんだな。